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第四真祖一家が異世界から来るそうですよ?
YES!ウサギが呼びました!
第十三話 「愚者のその名はルイオス」
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城の言葉に再度絶句するルイオス。そもそもゴーゴンの威光によって石化した石像が存在した事は『サウザンドアイズ』の鑑定で間違いなく証明され、襲撃者の所持品と御旗にゴーゴンの威光などの証拠品は白夜叉の手元にあり、その経緯を説明すれば当然『ペルセウス』は『サウザンドアイズ』から要求を受けるように命令され、その後は追放される事になるだろう。
そうなれば『ペルセウス』は後ろ盾は消える上に活動が不可能になる可能性が高くなる。ルイオスの最善の道は古城の要求を全て呑み損害を最小限にするしかないのである。


「そうと決まれば、白夜叉殿。今から『サウザンドアイズ』のリーダーの下まで案内してもらえないだろうか?」

「うむ・・・・・・仕方がないのう、夜分じゃがコミュニティの『信用』に関わる話じゃしな、でわ早速」

「わ、分かった!・・・・・・お前達の要求は全て呑む・・・・・・!」

悔しそうに古城を睨みつけながら要求を呑むことを認めるルイオス。


「そうか・・・・・・なら白夜叉殿、こいつに契約書を書かせたいんだが何か紙と書く物はないか?」

「良かろう。口約束では破られる可能性があるかもしれんしのう」


満面の笑みを浮かべながら了承してくれた白夜叉は柏手を打ち、紙とペンがルイオスの眼前に発現される。ルイオスは屈辱に表情を歪めながらペンを手に持ち、契約書を書いていく。書き終わった契約書に細工していないか白夜叉と共に確認する。


「・・・・・・おかしな所はないし、これで契約成立だな、さて次は・・・・・・ウチで預かっている百人以上の捕虜をどうするか決めようか?」

「ち、ちょと待て!!契約が成立したんならそいつらも返すのが筋だろうが!!」

「おいおい、この契約はあくまで謝罪と賠償であって捕虜については別問題に決まってるだろ?」

「な、な!?」

「さてどうする?百人以上もいる部下を見捨てるか保釈金で手を打つか・・・・・・決めるのはあんただぜ?」

もしここでルイオスが部下を見捨てようものなやただでさえ古城の契約で大金を失い、ヴァンパイアの取引が中止されて信頼を大きく損なったあげくコミュニティの残るメンバーまで離散し、コミュニティが消滅するのは時間の問題となってしまうだらう。故にレイオスはここで古城と取引するしかないのであった。

「く、クソォォォォォ!!いくらだ!?いくら出せばいい!?」

「一人頭、金貨五枚としても人数多いし・・・・・・全員で金貨五百枚でどうだ?」

「こ、この野郎!!足元見やがって!!」

「嫌なら見捨ててもいいんだぜ?」

「分かった・・・・・・金貨五百枚・・・・・・払おう・・・・・・」

「期限は一週間後までで支払いはサウザントアイズの白夜叉を通してれよ」

そう
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