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第四真祖一家が異世界から来るそうですよ?
YES!ウサギが呼びました!
第十三話 「愚者のその名はルイオス」
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品と御旗に石化させるギフト・・・・・・確かゴーゴンの威光だったか?さて『ペルセウス』のリーダーさん、反論があれば聞くが?」

古城が嫌味っぽく笑みを浮かべるが、ルイオスは顔面を蒼白にさせ古城を気にする余裕はなさそうだった。
古城の証拠を認めたくないのかルイオスは声を荒げ反論する。


「レ、レプリカだ!見せかけだけの作り物だ!!もしくは吸血鬼が逃げ出した時に盗んだんじゃないのか!?」

「往生際が悪いな・・・・・・白夜叉殿、此処の店員さんを呼んでもらえないか?」

「ん?別にかまわんが?お〜いおらぬか?」

白夜叉が声を上げるとすぐに襖が開き女性店員が顔を出す。

「どうかされましたか?オーナー」

「うむ、おんしに古城殿が用があるそうなんじゃが?」

「アレの鑑定結果を聞きたくて呼んでもらったんだ」

「鑑定とな?」

「はい、古城様が今回持ち頂いた石像はゴーゴンの威光によって石化させられたものでした。石像は中庭に運んであります」

「ッ・・・・・・・!?」

「ああ、急に鑑定を頼んで悪かったな」

「いえ、仕事ですので」

「それじゃ〜襲撃してきた当人に話を聴くとしようか」


そう言うと古城は立ち上がり襖を開け目の前の中庭へと向かう、そのには二体の石像が置かれていた。
その一体は零菜でもう一体はペルセウスの騎士だった、古城は石像に触れながら眷獣を呼び出した。


「疾く在れ(きやがれ)、十一番目の眷獣、水精の白鋼(サダルメリク・アルバス)!!」


古城の顕現させた新たな眷獣の姿はヘビの下半身と髪を持つウンディーネだった。その能力は傷を治す回復能力なのだが、本質はむしろ時間遡行というべき代物だったりする。
古城はその時間遡行を使い石像を『石化する前の状態』に戻したのであった。


「こ、ここは!?それにル、ルイオス様!?」

「あ・・・・・・れ?古城君??」

「とりあえず無事みたいだな、話しが終わるまで雪菜の所に行っててくれ」

「うん、わかった」

零菜が雪菜のそばに行くのを確認しつつ古城は騎士に問い掛ける。


「さて、此処には白夜叉殿もいるから嘘をつかない事だな・・・・・・あんたはそこに居るルイオスの命令でノーネームを襲ったって事で間違いないよな?」

「そ、その通りだ」

「くッ!?」

押し黙るルイオスだが必死に反論材料を考える素振りをし、未だ認めようとしないが・・・・・・古城は更に追い打ちをかける。


「そうか・・・・・・なんなら『サウザンドアイズ』のリーダーから取り立てに行ってもいいんだぜ?傘下の『ペルセウス』が起こした事の責任をコミュニティのリーダーが取ってくださいってな」

「っな!?」



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