暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
九話 マッチ戦、です。
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ーンでも攻守を反転させる蛇とか、特殊召喚する度に攻撃力を下げてくるグラサン太刀魚とか、罠カードには、攻撃を無効にした上でデッキサーチを行うカードや破壊されたEMモンスターを手札に戻すサポートカードなど中々充実している。そんなカード群を駆使して、相手を殴り倒すビートダウンデッキだ。さらに他のビートダウンと一線を画すのが、今のところ、遊矢さんだけが使用できるペンデュラム召喚だ。両サイドに置かれたペンデュラムスケールの数字に挟まれたレベルを持つモンスターを手札から同時召喚が行えるこの召喚は召喚権を使わず、さらに一気に形成逆転させる力も持っている。最も姉ちゃんの使役する【アロマシムルグ ハーピィ軸】に見事完封されていたのは内緒だ。

片やバウンス、片やペンデュラム。だが、遊矢さんは手札から同時召喚が行える分、バウンス耐性があるようなものなので有利なはず。

とここまで推測し終わったところで二人のデュエルが開始される。


◆◇◆

「オイオイ……塾長ェ、これじゃあ、遊矢さんの不利じゃないかぁ。」

選ばれたアクションフィールドを見て、落胆する。選ばれたのは【星の聖域】。言わずもがなセイクリッド使いかつ《先行プレアデス》の異名を持つ北斗さんの得意ステージである。どれだけ得意かというと、配置されたAカードの位置、そこまでの最短ルート諸々全てを把握するほど。どんだけぇ〜と少し引いてしまう。

デュエルの内容は北斗さんが先行プレアデスを行い、次の遊矢さんのターンに召喚された【オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン】をバウンスするという予想通りの始まりだ。その後、遊矢さんは形成逆転を狙って、Aカードを取りに向かうが先回りされ、取れず終い。そして、決死の覚悟でもぎ取った一枚が逆転の一枚となり、トレミスM7を倒すと次のターンにペンデュラム召喚を行い、大量展開をして、北斗さんをタコ殴りにするという結果に終わった。

デュエル終了後に、北斗さんに向かって、真澄さんが「あんた、バカァ?」という厳しいお言葉が発せられ、攻撃力3000級のモンスターにダイレクトアタックを受けたのかというくらいの精神的ダメージが入ったようで、ガックリと倒れこむ。

真澄さん、強ぇ〜。と思ってしまった自分がいた。



◆◇◆
そして、第二回戦。

対戦するのは、LDSからは姉ちゃんの友達でクラスメートの光津 真澄さん、遊勝塾からは柊 柚子さんだ。
真澄さんはLDSが独占している《融合召喚》を使い、融合モンスターのバリエーションが豊富な《ジェムナイト》を操る。
柚子さんは《幻奏》と呼ばれる天使族で統一されたモンスター使役している。アクションデュエルと合わさるとまるでモンスターが唄いながら戦っているようで幻想的である。

「アクション・フィールド、オン!!フィ
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