1部
27話
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席に着く。同時に試験官が教室に入り、簡単な自己紹介と試験内容が筆記試験だという事の説明を始めた。
試験内容を先ほど伝えておいたネジ達は淡々とそれを受け入れ、試験開始数分で答えを書き終えた。テンテンは退屈そうにペン回しをし、ネジは瞑想を、リーは椅子をずらして空気椅子をして時間を潰していた。
試験開始数分後、私達以外はこれが情報収集能力の試験であると気付き各々様々なカンニングを行い始めた。
サスケは写輪眼で動きをコピーしてのカンニング、砂の人柱力は砂で眼を作り出してそれによって視覚情報としてカンニング、ヒナタの班は忍犬を使う者と虫を使う者がそれらによってカンニングを行っていた。
ヒナタは私同様に普通に解いて普通に正解しており、隣で絶望しているナルトに答えを見せようとしている。が、残念ながら後ろの者が間違えすぎたことのより、強制退出させられる際に投げられた試験官の苦無に阻まれたがな。
そうこうしている内に試験時間が終了し、最後の問題である問十の説明に入った。
「まず……お前らにはこの第十問目の試験を受けるか受けないかのどちらかを選んでもらう。
受けないを選べばその時点で失格。班員も道連れだ
そして、もう一つ受けるを選び、問題の回答が不正解だったものは今後、永久に中忍試験の受験資格を破棄する」
……中忍試験というのはいつからアカデミーの入学試験レベルまでレベルを落としたのだ?
「そんなバカな話があるか!!現にここには中忍試験を何度も受けている奴がいるんだぞ!?
そんなふざけたルール……」
……どうやら名も知れぬ男よ。君はアカデミーからやり直すべきだ。
「残念だったなぁ、今回は運が悪かったな。ここでは俺がルールだ。
それで何人中忍になろうと未来を絶たれようとどうでもいい。怨むんなら、俺を試験官に選んだ火影様を恨むんだな」
そんなB級映画以下の脅し文句に呑まれた馬鹿どもは、次々と試験会場を後にして行った。
この試験を受ける人間が自国の忍だけなら兎も角、他国の受験生がいる状態で受験資格の破棄などやってみろ。
即刻戦争になるぞ?
仮にこれが通れば先に自国の忍に前もって情報を伝えておいて、他国の忍の資格を剥奪ということが乱発する。そうなれば公的に中忍と認められない者は何をどうやっても上の任務を受ける事が出来ず、里としての機能が立ち行かなくなる。
となれば、どこの里も中忍などのランク制度を無視し始め、今現在の戦力の目安である上、中、下忍というものが消える。
結果として個々の忍の戦力的価値は曖昧となり、依頼人側もどんな忍が送られてくるかが分からぬ所に依頼などするはずもない。要するに里としての信用が消え失せるのだ。
では、それが無くなった里はどのようにして依頼を受けようとするか?
簡単だ他の里を潰し、
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