暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico5彼方より蘇る破壊者〜Ancient Metallic Disaster〜
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かったら泣いてたよ?」

フェイトちゃんとアリシアちゃんから非難を浴びたアリサちゃんが「だって・・・」たじろいだ。うーん、なんでこうなったんかなぁ。そうしてわたしらもまた教室を後にして、バス停を目指した。

†††Sideはやて⇒ヴィータ†††

「だっはー。疲れたぁー」

「今日はなかなかにきつかったな・・・」

航空武装隊同士の模擬空戦を行うために第14管理世界ウスティオに赴いたあたしとシグナム。午前中にウスティオ中央区ディレクタスのど真ん中に広がる超巨大湖――グレースケレ湖の沖合8km付近にある架空戦場人工島メガラニカで模擬空戦をやったんだけど、相手がまぁ強かったわけだ。シグナムはまんまと罠に嵌って孤立させられるし、あたしは撃墜回数1回を食らうし。

「今回やりあった向こうの教導隊の班長、強かったよな〜」

あたし達が所属してる第2212航空隊は戦技教導隊・第2班に率いられて、教導隊1班率いる第1013航空隊と模擬戦。勝敗は、2212航空隊の負け。ほぼ泥沼だったけどな。戦力差は互角。敗因は、教導隊・1班の戦術が一枚上手だったってことかな。
そんで今、模擬空戦を終えたあたしとシグナムら2212航空隊や1013航空隊、それに教導隊は、ウスティオ地上本部の展望カフェとかで休憩中だ。ちなみにここの地上本部はグレースケレ湖の畔に建っていて、今居るカフェは湖を見渡せる絶好のポイントだ。

「ロッキー・サブナック一佐か。ミッド式魔導師という括りだが・・・」

「ベルカ騎士みてぇだったよな。アリサやフェイトみたいな」

あたしを撃墜したサブナック一佐。何かしらの近接格闘技と射砲撃の複合戦技の使い手だった。そうだな、一番近いのはアルテルミナス・マルスヴァローグか。アイツの戦技にミッド魔法を追加すれば、サブナック一佐の戦技になる。ま、そんなことが判ってもなんら意味ねぇけどさ。

「確かに、な。・・・管理局に勤めて改めて自覚することが多くなった。私もまだまだ未熟者だと。もっと学び、成長しなければ。・・・心が躍る。私は、幸せ者だ」

シグナムはそう言いながら首から提げた待機形態の“レヴァンティン”に触れた。あたしも制服のブラウスの襟元に手を突っ込んで待機形態の“アイゼン”を取り出す。シグナムの言う通りだ。成長できる今を幸せに思う。

「相席よろしいですか?」

改めて夜天の守護騎士(あたしたち)の現状がとんでもなく幸せなものだってことを噛みしめる。そんな時にあたし達にかけられた声。あたしは“アイゼン”から声の主へと顔を向ける。あたしとシグナムを見下ろしていたのは2人の女。

「おう。いいぞ。座れよ、フィレス、セレス。いいよな? シグナム」

「ああ、もちろんだ」

シグナムにも確認を取る。ま、断るわけねぇ
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