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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico5彼方より蘇る破壊者〜Ancient Metallic Disaster〜
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の中なのですけど、この後わたくしとお付き合いして頂けますか」

みんなと挨拶を交わしてると咲耶ちゃんがそう言うて歩み寄って来た。ルシル君が真っ先に「あー、ごめんな。そのことなんだが――」そう答えようとした時、「迎えに来たわよー!」アリサちゃんが元気いっぱいな声で教室に入って来て、遅れて「お待たせー♪」すずかちゃん達も入って来た。

「あら、アリサさん。2組になんの御用かしら」

「2組やアンタじゃないわよ、用があんのは。シャル、はやて、ルシル。迎えに来たわよ」

「待ちなさい。これからはやてさん達を学校を案内するのですから、先に帰って頂けます?」

「はあ? それを決めるのはアンタじゃないでしょうが。こっちは朝から約束してんのよ」

アリサちゃんと咲耶ちゃんは鼻先が触れそうなほど顔を近付けて睨み合った。

「あーもう、ほら。やめようよ」

「アリサちゃん。なんでそうケンカ腰になっちゃうの?」

すずかちゃんとなのはちゃんがアリサちゃんを引き離しに掛かって、「咲耶。悪いけど今日は・・・な」ルシル君が咲耶ちゃんの右肩をポンっと優しく叩いた。わたしも「ごめんなぁ。また明日、お願いしてもええかな?」手を合わせてごめんなさいする。

「・・・仕方ありませんわね。今日は引き下がりますわ」

「ていうか、学校案内ならあたし達がするわよ。親友なんだし」

「他クラスの方は黙っていてくださいな。クラスメートを案内するのなら、同じクラスの者が行うのが道理ですわ」

「でもやっぱ気心の知れた親友の方が良いんじゃない?」

「先程から親友、親友とくどいですわよ。はやてさんとルシル君に限ってはわたくしの方がお付き合い歴は長いですわよ」

「あっそう。でも付き合いの濃さで言えばあたし達の方が上よ。ていうか、アンタの付き合い歴なんて合計すれば数十時間程度でしょ? 病院で会うくらいなんだから。だけどこっちは毎日会ってるし、お泊りもしたし、付き合い歴で言えば何百時間単位よ」

「っ! それは・・・」

アリサちゃんの言葉に口を噤んでたじろいだ咲耶ちゃんが、「憶えてなさい、アリサ・バニングス!」涙声で捨てゼリフ的なことを吐き捨てて鞄を手に取った後、教室の前の出入口から出ようとした。

「咲耶! また明日な。今日はありがとう」

「咲耶ちゃん。これからよろしくな」

ルシル君に続いてわたしも挨拶しながら手を振る。すると「またね、咲耶。ありがと♪」シャルちゃんも笑顔で挨拶して大手を振った。さっきの泣きそうな表情から一転、「・・・はい! ごきげんよう♪」咲耶ちゃんは笑顔になってくれて、1回お辞儀した後で軽やかな足取りで教室を後にした。

「アリサ。さすがに今のは言い過ぎじゃない?」

「咲耶、ルシルのフォローが無
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