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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
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事だからその過程で更なる災難を起こしてそうだが、大丈夫だと強引に納得をしておいた。
「ホームルームを始めますよ〜」
教師が現れ、クラスの喧騒も静まり返る。
生徒は各自自分の席へと着席し、教師に顔をむける。
「すいません、遅れました」
そう言って現れるのは件のキンジ。
教師から少々のお小言を言われた後、着席する。
「今日は新しいクラスメイトを紹介します」
開口一番にそう言った教師は黒板側の扉を見る。
カラカラと音を立てて扉が開かれ、入ってきたのはさっきの少女。
「神埼・H・アリアさんです。えーっと、神埼さんの席は…」
「先生、私アイツの隣がいい」
教師が神埼なる少女の席を指定する際、自ら志望する席を指差した。
言うまでもなく刺されたのは金次の隣だった。
「お、俺!?」
本人は行きなりの事に驚愕を示す。
「キンジ!良く分からんがお前にも春が来たようだぞ!
先生!俺の席、転入生さんに譲りまーす!」
武藤が立ち上がってそう言った。
少しは躊躇いとか見せろやノッポドライバー。
ツカツカと真っ直ぐにキンジの元へ向かう神埼は、徐にベルトを取りだし、キンジへと放った。
「これ、さっきのベルト」
何時のベルト?
お前ら何してたの?
「理子分かっちゃった!これもうプラグバッキバキに立ってるよ!」
突然手をあげて騒ぎ出すのは今ではルパンリスペクトを掲げる峰理子である。
「キーくん、ベルトしてない! そしてそのベルトをツインテールさんが持ってた! これ謎でしょ!? これ謎でしょ!? でも理子には推理できた! できちゃった!
キーくんは彼女の前でベルトを取るような何らかの行為をした!
そして彼女の部屋にベルトを忘れてきた!つまり2人は――熱い熱い、恋愛の真っ最中何だよ!」
「「「な、なんだってー!」」」
お前ら息合いすぎだろ。ホントに大丈夫なのか?このクラス……。
「くだらねぇ……寝r おっと”ダンダンダンッ!”」
寝よう。
そうやって机にうつ伏せになろうとして直ぐに体を起こした。
俺の机には銃痕が2つ残っており、俺の斜め右前で、神埼が真っ赤になって拳銃を握っていた。
「れ、れれれれ恋愛なんて下らない!
今度そう言うこと言う奴がいたら風穴開けるわよ!」
そう言って天井にもう一発発砲。
こうしてホームルームは終わりを迎えるのだった。
え?怒らないのかって?
嫌だなぁ、俺、そんなに短気じゃないよ?理不尽だったりすればキレるだろうけど。
「ただいまっと」
放課後。俺は何もせずにそのまま帰宅した。
本来ならば各々の科目に別れて色々とやるのだが、俺がいる通信科は事件が
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