09次世代に繋ぐ意思
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
る。この封印術も同様でありナルトは、ほかのみんなのチャクラを肩代わりしている。もちろん肩代わりしチャクラがなくなった場合その者は死亡する。
必死にチャクラを肩代わりするナルトだがチャクラが足りない。先ほどの戦いで使いすぎたのだ。このままだと術そのものが発動しない。それに気づいたナルトの目の前で大きなチャクラが上がった。ヒナタだ。ヒナタも足りないチャクラ量を肩代わりしたのだ。ヒナタの顔を見るとニコリと微笑んだ。そしてその瞬間まばゆい光が辺りを照らした。その光が消えるとジャシンの姿はなくその場にはナルトとヒナタが倒れていた。
「ヒナ・・・タ・・ごめん・・なお・前を巻き・・込んじまって・・」
「大丈夫だ・・よナ・・ルト君・・私は・・ナル・・ト君となら・・どこにいって・・もいいから」
二人とも互いに足りないチャクラを肩代わりしそのチャクラは尽きてしまった。
「ヒナ・・タありが・・とうな俺・・を家族に・・してくれて俺・・愛情って・・のを知・・らなかった・・からな・・本当に・・ありがとう」
「ナルト君・・」
私もナルト君と家族になれて良かった。その言葉はかすれてしまいその口から発せられることはなかった。二人は互いに手を伸ばし互いに握りあうとその瞼を閉じた。
「ハナビ少し急ぎすぎだぞ」
「だってお姉様の子供ってもうすぐ産まれるんでしょ?早くみたいよ」
そう言ってヒアシたちを急かすハナビ。日向家の用で少し里を離れている日向家の一部の者たちはもうすぐ産まれるナルトとヒナタの子供を見るのが楽しみだった。もしかしたら里にいない間に産まれている可能性もある。そう報告が来ればここにいる何人かは里に戻るだろう。ヒアシも予定を放棄し里に戻るつもりでいた。
「ヒアシ様!!緊急事態です!!至急里にお戻りください!!」
突然現れた暗部は仮面の上からでも分かるほど焦っている。暗部は基本感情を殺すように特訓されているはずだが・・・
「何があった!?」
「先程里が何者かに襲撃を受けました。幸いにも死者はほとんど出ませんでしたが・・」
「それは良かった・・」
「誰が死んだと言うのだ?」
ヒアシが暗部に向かって問いただす。その質問にハナビたちは少し疑問に思い考えると暗部は死者はほとんどいない、つまりゼロではないと言ったのだ。やっと分かった皆に最悪の言葉が告げられた。
「うずまきナルト様とうずまきヒナタ様がお亡くなりになれました」
ナルトとヒナタが死んだと言う報告を受け日向家の皆は急いで里に戻り木ノ葉病院に向かった。ヒナタの入院している病室に行くと五代目火影の綱手やその弟子のサクラ、さらには同期のメンバーが集まっており部屋にある二つのベッドには見たことのある服を着た人物が横になっており顔には白い布が被せられていた。ヒアシはベッドに行き二人の顔の布をそっとめく
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ