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不可能男との約束
祭の終幕と夢の開幕
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トーリ。世界の中心なんて馬鹿げた事言うわけねえだろ───もうちょい範囲広げろ。宇宙が入ってないだろ? 後、智も混ぜとけ」

「そ、そんな中心に立つのは常識人の私として御免ですよ!? ……何ですかホライゾン? その無理はしないで下さいと言わんばかりに肩に置いてくるこの手は?」

「Jud.これは無理をして下さいと言わんばかりに置いている手です。ちなみに実際に置いています」

「え? ……うぉわぁ!?」

何時の間にか実は腕だけ置いてある事に気付いていなかった智の悲鳴を心地よく聞いてうむ、と頷く。
何やら点蔵のピクピク具合が増したがこれも些細な事である。
だが、まぁ状況確認は必要だなと思い

「で、そこの忍者がピクピクしている経緯について」

「ふふ、知りたいのね? 知りたいのね!? じゃあその疑問はこの賢姉が声高らかに叫んで教えてあげるわ! ───答えは全く知らないわ! だってこの賢姉も着いたばっかりで忍者のピックピクを観察している最中だったのだから! はい愚剣! 今、あんたの思っている心境を言葉ではっきり示してみなさい! 五文字よ!?」

「許さねぇ……!」

「───はい駄目! つまんないわ零点よ零点! 売れない芸人よりも価値がないあんたは罰としてファーストキスを愚弟に渡すのよ! でも唇はホライゾンの先約があるから尻よ尻! ファーストケツチューーー!!」

「貴様ーーーー!!」

「あれ? ガっちゃんも気絶しているのに指がピクピクしてるよ? あ、ペンを握っている風に丸まった。ガっちゃんナイスガッツ!」

有翼系の結論は無視する。
有害なのは何時の間にかトーリが全裸になっている事だろう。
さっきまで普通に服を着ていたくせに副長である自分ですら気付かせずに全裸になっているというのはどういう事だ。
これが芸人か。
違うな、趣味か。
そんな全裸がわざと尻をくねくねさせながら猫撫で声

「まさか俺のファーストケツチューが親友によって為されるとは……でも……親友になら……いいぜ?」

まさかの頬を赤らめた後の上目遣い+涙目という最悪のコンボに精神的なHPは赤いゲージになり現実的なダメージとしては嘔吐感がやばいレベルになってきた。
思わずえろえろ、と吐いてしまおうかと思ったがここで吐くと負けが確定する。
さぁ! と四つん這いに態勢を移行した馬鹿は無視してとりあえず智の乳を愛でようかと思ったのだが視線を感じてそちらに振り向くと女王の盾符共が口をへの字にしてこちらを見、その中心の金髪巨乳は

・約全員: 『受けてる……?』

・賢姉様: 『このレベルで笑うなんてまだまだ成ってないわねぇ。ほら、浅間。本場のボケとツッコミを見せてやりなさい! 丁度、あんたの相方ならぬ相棒が来たわ!』

・あさま:
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