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静かに主導権を
第五章
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それでいいわよね」
「うん、それじゃあ」
 こうして二人はホットドッグの後は和菓子に向かうことになった。ホットドッグを食べてからである。二人並んで歩くが鈴はここでそっと。自分の右手を康史の左手にやった。
 そうして彼のその手を自分の手で。そっと握るのだった。
「いい?」
 それから彼を見て問うのである。

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