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とある3人のデート・ア・ライブ
第六章 颶風の巫女
第1話 修学旅行
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を持ってよォが、こいつらが否定したら意味ねェンじゃねェのか?」

一方通行の質問に、一瞬キョトンとした顔をしたかと思うと、クルーの皆がいる方を向き、大きな声で言った、

琴里「みんな!一方通行と神無月、どっちに指揮をとってほしい?」

すると、答えは間を空けずに返ってきた。

「「「一方通行君で!」」」

琴里「……だ、そうよ?」

一方「(どうなってやがンだ……)」

まさかクルー全員が二つ返事で、しかも3ヶ月前に現れたばかりの未成年の少年に任せるとは……どんだけ神無月は信頼を落としてるんだよ。

一方「チッ…….断るに断れねェじゃあねェか」

琴里「頼んでもいいかしら?」

一方「仕方ねェな……」

琴里「ありがと……」

こうして、一方通行は少しの間忙しくなった。


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ーー




修学旅行当日。

飛行機の中で十香と折紙がまた争いを繰り広げていた。

士道は眠れなさそうだなぁ、などと上条はそう思いながらその光景をうとうとしながら見ていた。

十香「む……?」

と、騒いでいた十香が妙な声を出して辺りをキョロキョロとしだした。

士道「どうした?」

十香「いや……誰かに見られている気がしてな……気のせいだろうか」

士道「そりゃ見られてるだろ。あんなにはしゃいでたんだから」

十香「そ、そうか……」

十香は疑念の顔を浮かべたまま、また前を向いた。

上条「(さて、今は凜袮も寝てるし、十香もおとなしくなったし……俺も寝るかな)」

朝が早かったのでほとんどの生徒は眠たいのだ。上条もその一人である。

上条「(おやすみ……)」

目を瞑ってから10秒もたたない内に夢の中へと誘われた。

?「あれが……プリンセス……」

意識が完全に飛び去る前にこんなことが聴こえたような気もするが……ま、気のせいだろう。


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「アデプタス1より入電。目標、島に入りました」

「六番カメラ、北街区、赤流空港。目標を確認」

「こちらからも確認。〈プリンセス〉です」

艦橋下段から響く声に合わせ、モニタに少女の姿が映し出される。

AAAランクの精霊。識別名・〈プリンセス〉と寸分変わらぬ容姿を持った少女の姿が。

「ふむ……存外拍子抜けだな。本当にこれが精霊なのか?」

DEM社製500m級空中艦〈アルバテル〉

そしてそこにはウェスコットに(アルバテル〉を任された艦長、DEMインダストリー第二執行部の大佐相当官であるジェームスがいた。

『くれぐれも油断しないでください。精霊″かもしれない″。それだけで第一級の警戒をするには十分な理由です』


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