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静かに主導権を
第四章
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る。
 こうしてそのホットドッグを食べてみるとだ。康史はここでもその顔を綻ばせたのであった。
「いいよね、これも」
「そうでしょ?美味しいでしょ」
「うん、中国の食べ物の後でアメリカの食べ物っていうのもね」
「案外いいでしょ」
「不思議とね。そうだよね」
 こんなことも言って笑う康史だった。
「合うんだね」
「そうなのよ。これが意外とね」
「水と油みたいで」
「実は違うのね。例えて言えば」
「例えて言えば?」
「あれね。お酢と油ね」
 笑ってこんな表現を出した鈴であった。

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