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静かに主導権を
第二章
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教科書があった。
「うふふふふふふ」
「教科書が二つ?」
「二つもあるの」
「作戦成功」
 自分の席でにこにことしながら話す鈴だった。
「第一段階はね」
「ああ、成程ね」
「そういうことね」
 彼女の周りの女の子達もここでわかったのだった。

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