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魔法使いと優しい少女
第17話 再会を願って
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う言ってマグマをじっと見ていた。

ゆたか「え!」
ゆたかはかなり驚いていた。

狼牙「だが。1つだけあのマグマを消すことができる方法がある。」
俺はそう言って地面に下りた。


ゆたか「本当?」
ゆたかは聞いてきた。
狼牙「ああ。だがこれは俺しかできないからお前は少し離れてろ。」
俺はそう言ってゆたかを12m離れさせた。

狼牙「ゆたか!お別れだ!」

俺はそう言って紅蓮カリバーをゆたかの足元に投げて突き刺した。

ゆたか「え!狼牙君どういう事?」

ゆたかは俺の所に来ようとした。

バシュン。
ゆたかは見えない壁にぶつかった。

俺はそれを見て少し心が寂しくなった。

ゆたか「狼牙君!どうして?」

ゆたかは俺に聞いてきた。


狼牙「このマグマを消すには俺の体内に眠るウロボロスとフェンリルを融合させてそのまま鬼神変化で大量の魔力を爆発すればマグマの爆発は消える。」

俺はそう言った。
ゆたか「それって!ダメだよ!狼牙君が死ぬなんて!」

そうゆたかは言った。
狼牙「俺はもう何も思い残す事はない。」
俺はそう言ってウロボロスとフェンリルの力を発動した。

狼牙「いくぞ!ハァアアアア!」

体内に眠る二体の守護獣を鎧に変えた。

狼牙「まだまだ!鬼神変化!」

鬼の力を全力で発動した。


俺は鬼のボディに大量の魔力を纏って頭に二本の角が生えた。

ゆたか「狼牙君!行かないで!」

ゆたかはそう言って見えない壁を叩きながら泣いていた。俺は歩きながら今までの楽しい思い出を思い出していた。

バチバチ。
マグマから強力なエネルギーが俺に直撃した。

俺はそれを喰らいながら前を歩いていた。

狼牙「っぐ!」
俺は苦しみながら前を歩いた。


ゆたか「狼牙君!」
ゆたかの涙を見ないために俺はウロボロスとフェンリルの鎧の力でダメージを最小限に抑えながら歩いた。



ーゆたかー


私は涙を流しながら狼牙君が傷ついていくのを見ていた。

狼牙君は私や他の人達を守るためにボロボロになりながらマグマの火口に向かっていた。

ゆたか「私は何もできないの。」

私は泣きながらそう言った。

守りたい人が居るのに。

私は何もできない無力な存在。

狼牙「ゆたか!」
狼牙君は私を呼んだ。
ゆたか「え!」
私は狼牙君を見た。
狼牙「ありがとな。俺を大切な人って言ってくれて。 」
狼牙君は笑顔で何か言った。

私はそれが聞き取れなかった。

狼牙君は前を向いて歩き始めた。



ー狼牙ー


俺は前へ進みながら仲間達との出会いを思い出しながら歩いていた。

そして火口に到着した
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