閑話・なかよくしな
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でかしたか?
そういうと空いている席に勝手に座る
「あら、シナイじゃない
ちょっと貴方のところのコンの交友関係わかるかしら?」
担当上忍なんだから、把握してるわよね?
言外にそう匂わせながら訪ねる
「交友?
拷問部だろ医療部だろ、特別上忍特にアンコだろ、ダンゾウに暗部のシュロ兄とその友達に・・・
病院だとカカシとハヤテか
あぁ、日向家の二の姫とも遊んでたな」
「え?ハナビと、ですか?」
自分の妹が同期と遊んでいる
そんなことは今まで知らなかったらしく、ヒナタは不思議そうにシナイを見上げる
「前に日向家の道場整備の依頼を受けてな
体格が近かったから組み手をさせてみたんだ」
「・・・あら可愛らしい」
ハナビとコン、身長差は10p以内、体重は殆ど変わらない
そんな2人が和やかに組み手をする姿を思い浮かべ、微笑ましく感じた紅
だがそんな感想もシナイによって切り捨てられる
「負けず嫌いと意地の張り合いの超融合で、お互い吐くまで殴り合ってた」
此方、吐血しながら年上の意地をかけて挑む剛拳使い
彼方、一族のプライドから負けるものかとたたみ掛ける柔拳使い
「止めなさいよ!」
「流石に御当主が止めに入られたよ
・・・まさかクロスカウンターの間に割って入られるとは・・・」
子供と侮ることなかれ
止めに入ったつもりが、良い感じに2人分の拳を体で受け止めたのである
「ち、父上・・・」
見たこともない父親の姿を想像して嘆くヒナタ
「ま、それからおやつの交換から始まって・・・
ちょこちょこ手紙のやり取りしてるようだ
浅く広く、がモットーみたいだな」
俗に、餌付と呼ぶ行為である
「その範囲内に入れないのかキバ」
「うるせぇ!」
「キ、キバくん・・・」
シノの挑発により怒りで我を忘れたキバ
机をたたきながら口早に叫び出す
「大体オレがいつあいつと仲良くしたいとか言ったんだよ!
オレはあいつが、コンが嫌いなんだ!」
あんな軟弱な奴!
そう吐き捨てた時、ヒナタの顔が青褪め、紅とシナイは揃って口元を引き攣らせ頭を抱えだした
シノが後方を指さした
振り返ると・・・コンがいた
ヒナタたちと同じように顔を青ざめたシュロとイカリを伴って
「ね、ね、ね、ねたみ・・・!」
「軟弱・・・?嫌い・・・?
こっちのセリ
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