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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第三十五話 氷炎の狼
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ない。
子供達だけでは滅多に来れない場所である。
アリシア「あ、大輔お兄ちゃん!!」
アリシアはベンチに座っている大輔を見つけると駆け寄る。
大輔「………」
大輔の瞳は何も映してはおらず、まるで人形のようであった。
アリシア「お兄ちゃん…?」
アリシアがまるで人形のようになってしまった大輔を見つめる。
次に見付けたフェイトも大輔と同じ状態になっていた。
賢もはやて達も同様に。
フレイモン[まるで感情を取られちまったみたいだ…]
プロットモン[まるで人形のようだわ…]
フレイモンとプロットモンが不安そうに大輔達を見つめながら言う。
不審に思いながらも先を歩くアリシア達。
しかし物音がして、そちらに向かう…。
なのは「わあ!!?」
アリシア「なのは!!?それにガブモンも…」
ガブモンX[無事だったんだ…]
フレイモン[そっちもな]
プロットモン[どうやって助かったの?]
なのは「ユーノ君が咄嗟に庇ってくれて…」
なのはが俯きながら事情を説明する。
ユーノに助けられたなのはは、もんざえモンを追ってこのおもちゃの町まで来たのだ。






























しばらく歩くと6人の耳に、微かに聞き覚えのある声が届いた。
アリシア「…ブイモン?」
ブイモン[アリシア!!無事だったのか!?]
アリシア「うん!ルカもなのはもフレイモンもガブモンも一緒だよ!!」
薄暗い小さな家の中のおもちゃ箱に押し込められているのはブイモン達。
ギルモン[はやて達はもんざえモンにやられちまったんだ…]
ギルモンは悔しそうに言う。
チビモン[お願いなのは、アリシア、ルカ。もんざえモンを倒して、みんなを助けて!!]
アリシア「えぇっ!?無理だよ!!完全体相手にどうやって戦えばいいの!!?」
ルカ[ガブモンもフレイモンもプロットモンも進化出来ない…]
ルナモン[そ、それは…]
どすんどすん。
大きな足音が響いてきた。
もんざえモン[ようこそ、いらっしゃいました。ここはおもちゃの町、どうぞごゆっくり楽しんでいってください]
ぎぎぎぎぎ、と壊れてしまった機械のように、恐る恐る背後を見遣るともんざえモンがいた。
ツカイモン[早く逃げるんだ!!]
ツカイモンが叫ぶ。
アリシア達は即座にもんざえモンから距離を取った。
アリシア「もんざえモンはおもちゃの町の町長さんなんでしょ!?何でお兄ちゃん達を酷い目に合わせるのっ!!?」
もんざえモン[酷い目に合わせているのは、皆さんの方でしょう?おもちゃを買ってもらっても、飽きたらすぐに捨ててしまう。そんな子供達が許せないのです。だから、そんな悪い子には、感情を奪っておもちゃのおもちゃになってもらい
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