俺は愛せる? 幻想郷...
俺の名前は....
第九話 色々な名前
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いるのだ... 湯呑みに丁度いいくらい茶が入ったら、急須を元置いてあった場所に戻し、湯呑みを両手で持って口に近づけ、ちびちびと茶を飲んだ
美味いな、お茶... 落ち着くわ〜
どんな茶っぱを使っているのだろうか
と、そこに紫が口を開けた
「"こはく"、みかんを取って頂戴"こはく"」
あんた直ぐ後ろにみかんあるんだから自分で取りなさいよ... そもそも紫は能力で...
つか"こはく"ってなんだよ、色のことか?
それ以降何も考えずに茶を飲んでいた
と、今度は藍さんが口を開けた
「"こはく"、みかん食べるか? "こはく"」
誰に言ってんだよ... 俺か? 俺に言ってるのか? 俺を向いて言ってるけど俺に言ってるのか?
俺はこはくじゃないぞ〜 そもそも名前がないぞ〜.... ん?
また、紫が口を開けた
「"こはく"、その湯呑みは私のだけど.... まぁあげるわ。"こはく"」
....ふっ
自然と、何気なく。笑みが溢れた
「食べないのか? みかん食べないのか? "こはく"?」
ホントにっ、俺はなに考えてたんだろうな
かっこつけて、自分で名前を付ければ大切な人なんて要らない、だなんて
バカじゃねぇの...
居るじゃないか、直ぐそこに。目の前に...
何かに気づいたか、紫はにっこり微笑んで俺に向かいこう言った
「あなた、好きな色は?」
俺はすかさずこう言った
「そうだなぁ、琥珀色かな」
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