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ウルキオラの転生物語 inゼロの使い魔
第3部 始祖の祈祷書
第7章 竜の羽衣
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ぐにでもな」

そう言って、ウルキオラは紅茶を啜った。

全員の顔が驚きの色に変わる。

「本当ですか!じゃあ…」

シエスタの言葉を遮るように、窓の外から四通の手紙が飛び込んできた。

ウルキオラはそれを拾い、眺めた。

そして、ギーシュ、キュルケ、タバサに向かって投げた。

「なんだね?」

「お前ら宛だ。魔法学院からな」

ギーシュ、キュルケ、タバサは手紙を開いた。

それを読んだギーシュとキュルケは真っ青になった。

タバサも少しだが、顔を歪めた。

「どうやら、よくない内容みたいだな」

ウルキオラはそういいながら、残りの一通をシエスタに渡した。

「私にですか?」

そう言いながら、手紙を開く。

「学院に戻らず、そのまま休暇をとっていいですって」

シエスタは嬉しいやら悲しいやら、そんな顔をした。

「そうか」

ウルキオラはそれを軽く受け流す。

視線をギーシュに向けた。

「どうする?今から帰るか?」

ギーシュは真っ青になった顔をあげ、答えた。

「い、いや、明日の朝にしよう。今日は休もう」

キュルケはすでに立ち直ったのか、笑っていた。

「まあ、なるようになるわよ」

「……仕方ない」

タバサも少し落ち込んだ様子であった。




さて、次の日の朝、村の側に広がる草原にはゼロ戦が堂々と鎮座していた。

朝早くにウルキオラがここに運んできたのだ。

そこで、少し奇妙なことがあった。

ゼロ戦を滑走できる場所に運ぼうと、寺院に入った。

そして、ゼロ戦に触れ、霊力の膜を外装に纏わせた。

すると、急に何処と無く声が聞こえたのだ。

《やっと…あえ………した》

突然の声に驚き、ウルキオラは身構えた。

「誰だ?」

探査回路を展開させる。

しかし、それらしき人物はいない。

空耳か?と思った。

ウルキオラはゼロ戦を見つめた。

「まさかな」

そう言って、ウルキオラはゼロ戦を寺院から取り出した。




あの声は一体…と考え事をしていると、後ろから声を掛けられた。

「早く行くわよ。ウルキオラ。でも、ほんとに動くの?それ」

風竜の上に乗ったキュルケは怪訝な顔でゼロ戦を見つめた。

「確かに、見た目はカヌーに羽根を付けたオモチャだね」

ギーシュもゼロ戦の羽根をパンパンと叩きながら言った。

「心配するな。きちんと飛ぶ」

ウルキオラはゼロ戦の翼に触れた。

すると、ルーンが光り輝いた。

ウルキオラは翼の上に移動した。

響転で移動したので、見物に来ていたシエスタの父母、兄弟姉妹と村人は驚いた。

そして、ウル
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