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ハイスクールD×D 〜加速の戦士と銀河の覇者〜 二話
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を持ったその姿は何処かティガダーク達と同じく闇に染まったギンガを連想させた。

(ったく、ロイミュードの事だけでも大変だって言うのに)

 未だに何処かに潜んでいる闇の支配者ダークルギエル。今は大人しくしているが、何れスパークドールズから新たな闇のエージェントも送り込んでくるであろう事は簡単に想像出来る。事実、頻度こそ下がっているが怪獣が出現しているのだ。
 そして、徐々に活動を再開し始めたロイミュード達。……特に一般のロイミュードによる社会への被害も出始めている。

 ロイミュードとダークルギエル。二つの大きな敵が存在しても社会は、世界は何も変わっていない。いや、変わらせてはいけないと言い換えるべきだろう。その為に四季が居るのだから。





 そんな休日の昼間、四季と詩乃の二人は買い物に出ていた。まあ、残念ながら二人っきりと言うわけでは無く、ベルトさんとタロウの保護者コンビも一緒だが。

「取り合えず、“どんより”は来てないようね」

「ああ」

 内心で『ある程度幹部が抑えているだろうし』と考える。グローバルフリーズで起こった時間が凍り付いたように動かなくなる。と言うよりも意識がはっきりとしていながら、体だけが動かなくなると言う現象。
 自分達が動けない中で怪物……ロイミュード達が我が物顔で自由に動き回っている姿を多くの人々が目撃した事から、専門家はその現象を重加速と名付けた。
 ギンガの力を手にした頃と同時期にその重加速現象が再び引き起こされたため、学者や警察、政府が協力、重加速や怪獣に対応する為の組織を作っているそうだ。

『怪獣に対抗する組織か』

「そう言えば、タロウは元々そんな組織に所属して居たんだよな」

『ああ。彼等の仲間だった頃の事は今でも鮮明に覚えている』

 時折聞かせてもらっているタロウの過去の戦い……冒険の記憶。四季にしてみればワクワクするもので、ベルトさんにとっては興味深いものである事は確かだが、どうも詩乃にだけは評判は良くない。

『だが、私が気になるのは見たことの無い“ウルトラマン”だ』

『ああ、あの黒いウルトラマンの事だね』

『その通り。味方だとは思うのだが……』

 タロウの言葉にベルトさんが続ける。ギンガとは違うもう一人の怪獣と戦う見た事の無いウルトラマンの存在が確認された。

『おや、あれは?』

「人が倒れてる……っ!? なんだ、これ!?」

 ベルトさんが目の前に人が倒れているのに気付き、四季が倒れている人にかけよると思わず驚きを露にする。

「何が……これって!?」

『皮膚が真っ赤に染まっている。これは、まさか……』

 四季に続いて駆け寄ってきた詩乃とタロウがそんな声を上げる。目の前に倒れているのは皮膚
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