第4話
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真也はフランス行の航空機に乗っていた。
というのも。
専用機を決め、千冬に言ったところ。
「決まったか。ならば行ってこい」
そう言われ、往復チケットを渡されたのである。
そんなわけで、フランスまで向かっているのだ。
『にしても、なんでフランス行のチケット持ってたんですかね』
『前もって各国の分持ってたんじゃない?』
『金かかるなー』
「だね。・・・さて、後5時間位だっけ?」
『ですかね。寝てたらどうですか?』
「そうさせてもらうよ・・・。眠い」
そういうわけで、真也は瞼を閉じた。
そして5時間後。
『真也、着きましたよ』
「ん。ありがと」
射羅がそう言ったので、礼を返して真也は起きた。
直後、アナウンスが入った。
『まもなく、当機は着陸します。
シートベルトをお締めください』
それに従い、真也はシートベルトを締めた。
そして、飛行機が着陸してから、真也は搭乗口に向かった。
そして、空港に入ると。
そこにいたのは、黒服をピッシリと来た男たち。
(・・・抜刀、よろしく)
『まかしとけ。強行突破でいいな?』
『抜刀、強行突破にしてもあちらが手を出してからですよ』
そういう事で、真也と抜刀は交代した。
直後、黒服が口を開いた。
「中森真也だな。来てもらうぞ。拒否権は与えん」
「断るぜ。用事があるんだ」
そう言って、真也―中は抜刀―が横をすり抜けようとした時。
「拒否権は与えん、と言った筈だ」
黒服の後ろ、3人が拳銃を取り出した。
そして、抜刀に拳銃を向けたが―――。
「オラよっ!」
抜刀が、黒服の取り出した拳銃を1丁蹴り上げる。
そして、クルクルと空中で回転しながら落ちてくる拳銃をキャッチすると。
パン!パンパン!
銃声が3度、鳴り響いた。
拳銃を蹴り飛ばされ、予備を取り出した黒服を含めた3人が発砲したのだった。
秒速300mを超える速度で銃弾が迫る中―――。
抜刀は、最小限の動きで銃弾を躱してみせた。
そして。
パンパンパン!
3度、連続して銃声が鳴り響くと、黒服の拳銃が中を舞った。
だが、撃ったのは抜刀ではない。
銃弾を躱した瞬間に、抜刀と射羅が交代したのだった。
「銃弾を避けた・・・!?」
「抜刀の身体能力と反射神経はずば抜けてますからね」
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