命蓮寺にいくことになる(18禁目指したけどだめそう)。
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「しみじみとしているところ悪いけれど、すぐ人里に着くわ。行くわよ」
「しみじみとしてねぇよ! って、待って置いてかないでおれ行く方法知らないんだって」
咲夜がさっさと歩いていってしまい、暗基はそれを必死に追いかけていく。
「咲夜、ちょっと待ってくれって! 何でそんなスタスタ歩くんだよ!?」
「別になんでもないわ。ほら、さっさと行くわよ」
「なんか不機嫌になってないか!?」
知らないうちに暗基は咲夜の機嫌を損ねてしまったようだった。だが、それは暗基が咲夜を放っておいてしまったことが原因だと、暗基は気づくことが出来なかった。
「さぁ、着いたわ。ここが、今の人里よ」
「なっ……!? こ、これが……? 人の気配がまったく感じられない……!!?」
人里へたどり着いた。たどり着いたが、暗基は声を失ってしまった。人の気配をまったく感じないのだ。夜中ではあるため、確かに人の気配を感じることは出来ないかもしれないが、、今小さく結界を張っている暗基がまったく気配を感じることが出来なかったことが、明らかにおかしいのだ。
「ファンネル! もう少し結界を大きくしてくれ!!」
暗基は何かの間違いだと思い、ファンネルを使用して一回り大きな結界をつくる。だが、それでも人の気配を感じられなかったため、今はもういいだろうと判断し、結界を解いた。
「何があったんだ? まさか、みんなマガイモノに!?」
「いいえ、違うわ」
暗基は、優理亜が人里の人たちをすべてマガイモノにしてしまったのかと思ったが、咲夜はそれを否定した。
「優理亜が、みんな連れ去ってしまったのよ。労働力としてね」
「ろ、労働力!?」
「えぇ。おそらくあのスキマ妖怪から話は聞いているでしょうけど、優理亜の目的は今の幻想郷を壊滅させて、新しい幻想郷、真幻想郷を作ること。それは知っているわね」
「あぁ、一応な」
「そのための労働力は、多いほうがいいでしょう? だから、人里の人間たちをまとめてさらっていったわ」
「そう、なのか……」
暗基はそれを聞いて、ますます理解が出来なくなった。ただでさえ、今の幻想郷に不満を覚えることないはずなのに……。そう思えてならなかった。そう思っていたとき、暗基の目にこそこそと何かをやっている2人の姿が入ってきた。それは、青い巫女服と、赤の魔法使いの服を着ている。
「あれって……、霊夢と魔理沙のマガイモノじゃねぇのか?」
「あれって?」
「ほら、あいつら」
暗基はその場所を指差す。咲夜はそれを確認してみると、色違いではあるがそれだと確認を取ることが出来た。
「……。色は違うけど、確かにそうね……」
「だよな?
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