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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第三十話 新たな仲間
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湖を出た子供達は、村を探して森を歩いていた。
すずか「大輔さん。デジタルワールドの村ってどういう所なの?」
ふと気になっていたことをすずかは大輔に尋ねる。
大輔「ん?ああ、基本的に幼年期のデジモン達が暮らしてるんだけど、力が弱い成長期や成熟期が暮らしてる村もある。」
フェイト「ということは、チビモンの村とかあるのかな?」
なのは「ツノモンの村とかも…」
大輔「多分な」
チビモン[(何処かにあるのかなあ…私だらけの村)]
チビモンはちょっとだけわくわくしてたりする。
しばらく歩くと、ふとアリサが何かを見つけた。
アリサ「あら?」
コロナモン[アリサ?]
足を止めたアリサをコロナモンが不思議そうに見つめる。
全員がアリサが見つめている方角を見遣るとそこには…。
大輔「建物…?」
ユーノ「多分、何かの研究施設だと思います。」
賢「…見てみよう」
子供達は研究施設に近づくと、デジモン達が鼻を押さえる。
すずか「どうしたの?」
すずかが不思議そうにデジモン達を見遣る。
ルナモン[な、何か鉄臭い…]
ブイモン[これは…血の臭い…?]
ブイモンが顔を顰めながら呟く。
アリシア以外の子供達はブイモンの言葉に不吉な何かを感じた。
大輔「…調べてみよう」
賢「アリシアはここに残るんだ。いいね?」
アリシア「は〜い」
アリシアとプロットモン以外の子供達とパートナーデジモンが研究施設の中に入る。


































研究施設の中は機械の駆動音がする。
どうやら研究施設の電気系統はまだ生きているようだ。
ガブモンX[中だと臭いがもっと酷いな…]
子供達は研究施設に充満する臭いに顔を顰めながら奥へと進む。






























通路をしばらく進むと通路内の扉が開いた。
扉の近くに、人影が立っていた。子供のようだ。
遠くからではよく分からない。
どさりと、その人影が崩れ落ちた。
大輔「な…んだ?」
大輔は人影に駆け寄る。
大輔「…うっ…!!?」
すずか「きゃああああっ!!?」
子供は腹の部分が大きく刔られていた。
内臓が見える。
あまりの悍ましさに危うく、大輔は吐きそうになった。
扉が、風に煽られてかたかたと音を出している。
フェイト達を見遣ると顔を真っ青にして死体を見ている。
大輔は見た。
見てしまった。
扉の先には、無数の死体が転がっていた。
しかも死体の殆どが、フェイトやなのは達と変わらない年頃の子供のものだった。
大輔「な…何なんだよ、ここは…」
賢「もっと調べてみよう。
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