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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜青年と機動六課物語〜
第8話『第一回模擬戦 後編』
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 炎の玉が三体のガジェット目掛けて飛んでいく、なるほど魔法攻撃は通らなくても物理的攻撃や熱は通るかもしれな――――って効いてない!?
いや、わざと少し外したのか?


キャロ「我が求めるは戒めるモノ捕らえるモノ。言の葉に答える鋼鉄の縛鎖。錬鉄召還!アルケミックチェーン!!!」


 地面に魔法陣が浮かび上がりそこから複数の鎖が現れガジェットを捕らえる。
おお!?召還魔法ってこんな風にも使えるんだな。そんな中一体だけそれから逃れる、あれが、俺の獲物か。


キャロ「カズマさん、お願いします!」

カズマ「ああ、任せろ!」


 短く告げると俺は残りのガジェットの後を追うために屋上を蹴って、ポケットから小型のカプセルを取り出し投げる。


カズマ「こい!スザク!」


 スザクを出現させてその上に乗りガジェットの後を追いながら杖をガジェットに向ける。
俺の射撃から逃げられると思うなよ!


カズマ「……魔力弾生成!」


 構えた杖の先にいくつかの魔力弾で円を作りさらにそれぞれの魔力弾から杖先に集中させる。
 ものの数秒で魔力は一つに集まり狙いを定める。


カズマ「これでも、くらえ!イビジブルバスター!」


 それを一気に射出しガジェットめがけて一直線、だが当然AMFのせいで本体にはとどいていない。


カズマ「うぉぉぉぉぉぉっ!!!」


 そんなのはお構いなしで撃ち続ける、するとガジェットのAMFが徐々に弱くなってくる。
最後には貫通して破壊完了……と。









 sideシャリオ・フィニーノ









シャーリー「ひやぁ〜……擬人的に作ったとはいえAMFを貫通させるなんて思いもしませんでしたよ。あれで魔力ランクBなんですか?」


 私は、モニターを見ながら驚いている。それを見て横で見ているなのはさん。


なのは「まあ、まだまだ荒削りだしね。それに、彼ならあの新デバイスを使いこなせると私は思うんだよね」

シャーリー「あのデバイス………をですか?まあ、そうかもしれませんけど、あれはまだ開発途中ですよ?」

なのは「そうなんだ………ちなみにどこまで出来てるの?」

シャーリー「本体の構造は大体できています。ですけどAIとそのスペックがどうも上手くいかないんですよね」

なのは「それなら、私のデバイスを元にしてみたらどうかな?」

シャーリー「レイジングハートさんのをですか?………それなら上手く行くかもしれません。早速このあと試してみましょう」


 これから、忙しくなりそう。









 sideカズマ・キサラギ








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