最強の座を賭けて
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「ねぇ君ぃ、ケットシー領に来ない?色々とお礼したいしぃ、傭兵とかやってほしいなぁ」
ちょっ!近い近い近いっつーの!
当たってる!小さいけど柔らかいなにかが当たってるから!
「いや、これから大切な用事がありますんで、ご気持ちだけいただきます…」
と、やんわり断りの言葉を言ったそばから今度はサクヤが反対側から抱き付いてくる。
「なら…私と一緒にシルフ領まで来ない?一緒に酒でも飲み交わそうじゃないか」
ちょっ!デカイデカイ!
何がとは言わないが兎に角デカイ!
やめてー!ていうかなんでシルフまで戻らなきゃならんのだ!
「マジで勘弁してくれ」
そう言い掛けた時、後ろからゲシッと蹴られた。
リーファよ、何故そんな目で俺を見ている。
これはあれだ。女性に免疫のない俺の人生が悪いんだ。
だから俺は悪くない。
「あぁ、そうだ」
そう言って俺はメニューを操作し、所持金を100ユルド残して全額を渡す。
「これを使ってグランドクエストに備えてほしい。
これだけあれば大半は揃うだろ?」
「こ、こんなにっ!?君ホントに何者?」
「しがない元SAOプレイヤーだ。
リーファ、いくぞ!」
そう言って飛び上がる俺は、リーファの手を引いてアルンへと向かったのだった。
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