俺は愛せる? 幻想郷...
俺の名前は....
第六話 天使はここにいます
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意味有り気にこちらを覗いている藍さんを無視して橙が赴くままに頭を撫でてやる
「橙? 君も喋れるか?」
一度も言葉を発していない(猫語は除く)橙にそう聞く。もしかしたら藍さんと違って喋れないかもしれない。だとしたら可哀想だろう?
橙は炬燵から出て、立ち上がった。そして俺に向かい、顔を傾げて天使の微笑みを見せながら言った
「喋れますよ〜♪」
よかった。喋れるんだな。喋れないのは可哀想だし、俺らにとっても嫌な問題だ。もし喋れなかったら俺が言葉を教えていたが... その必要はないようだ
「あと橙、唐突だが。何故君はそんなにも可愛らしいんだ?」
「?」
「それはもちろん、私の式だからだよっ! そうだよなっ♪ 橙♪」
何も言えなく。なんか腹がたったので口を開けてジト目で藍さんを見る
すると藍はなにか思いついたように行動にでる
炬燵の真ん中に置いてあるみかんを俺の口に放り込んだのだ
なっ...!
その光景を見ていた橙もなにか思いついたように行動にでた
俺の口からはみ出しているみかんをとって食べ始めたのだ
なっ...!
俺はいつまでこの体制で居ればいいのだ... とりあえず、誰か。誰か助けてくれ
っとここで変なBGMが流れ始めた
なんと言うか、仮面ライダーの登場シーンみたいなBGMだ。わかるかなぁ...
「いつもニヤニヤあなたの隣に這い寄る賢者.... 私八雲紫、ですっ!!」
誰だよこの女...
■■■
あのあとなんかいろいろあり(茶番劇)今度は紫にみかんを食わされた
そして何気無く炬燵に中って横になっていたら眠りかけてしまっていたのだ。それを察した紫が言った 『あなたの部屋を案内するわ』と
そして今ここ、今日から俺の部屋になったこの部屋にいる
布団と机、椅子と小さなテーブル、そして服をしまうクローゼット。至ってシンプルな部屋だ
ふと思う。今の幻想郷の季節はなにか、そもそも季節と言うものはあるのか
畳にべたりと横になり、一言
「そこに居るのか?」
と
「何故バレたし」
そう言って"スキマ"出て来たのは紫
「幻想郷って季節とかあるのか?」
「そりゃもちろんあるわよ。今は冬かしら」
現実世界と変わらないか。まぁ炬燵があるし、ちょっと肌寒いからなんとなくそうとは思っていたんだけどな
「あ、ちなみに八雲家は年中炬燵が出てるわ」
じゃあ炬燵は関係外...と
「俺の家じゃないしお世話になってる...いや、お世話になる立場で言うのは失礼だとは思うけど。人の部屋を覗くのはやめてね。ノックして入って来るのは別としてさ」
プライベートもクソも無いしな
ま
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