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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico4恋愛は友情の切れ目
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『そうだな・・・。配役人数が多い係の方が良いだろうな。3人揃ってレクリエーションで良いんじゃないか? はやてはどうしたい? 何か希望はあるか?』
『うーんと。あんまり階層移動が無いのがええなぁ。あんましルシル君やシャルちゃんの面倒かけるのも悪いし』
『気にするな、はやて。迷惑だなんて思わないでくれ。俺とはやては、家族、だろ?』
『っ、うんっ! おおきにな、ルシル君♪』
『なんか良い雰囲気のところ悪いんだけどさ。わたしも居ること忘れないでよね。ていうか、はやてには希望を訊いて、わたしには訊かないってどうなのさ?』
恋人みたく見つめ合ってるはやてとルシルの間に頭を割り込ませて視線をシャットアウトさせる。そんでジト目でルシルを睨むと、『すまん。シャルは、何か希望があるか?』素直に訊いてくれた。次に、『はやて。親友に遠慮はなしよ』とはやてに振り返ってジト目を向ける。
『うん。シャルちゃんもホンマにおおきにな♪』
「えっと、3人とも・・・?」
「あ、はい。はやては足のこともありますからレクリエーション係がいいかと。あと、俺とシャル、はやても家庭の事情で早退・遅刻・休みが多々あるかと思いますので、そのことを考えても・・・」
「あ、そうだったっけ。それについて事情は伺っている。あんまり忙しい係は無理よね・・・」
それから色々と話し合った結果、わたしとはやてとルシルはレクリエーション係になった。レクリエーション係は、クラス内でのイベント企画・実行・司会を務める係らしくて、何かしらの行事の時に任される。これなら毎日ってわけじゃないし、居なくても企画書だけでも提出すればクリアだし。いつ空けるか判らないわたし達には都合が良い係だよね。
『連絡します。矢川先生。矢川先生。お電話が入っています。至急職員室までお戻りください。繰り返します――』
「それじゃあ、先生が戻ってくるまでみんなで楽しくお話、ということで。でもあんまり騒いじゃダメだからね」
そう言って教室を後にした先生の姿が見えなくなった途端、わっとわたし達の元に集まるクラスメートのみんな。待っているのは「しつもーん、しつもーん!」の嵐。学校生活の予習としてフェイトとアリシアから初日はどんなものか聞いていたけど、これはちょっと想像以上でビックリ。
「ルシル君、ルシル君。お姫様抱っこって、お願い出来る?」
どこに住んでるとか、好きな食べ物とかスポーツ云々、嫌いな食べ物とか教科云々とかを答えてると、刀梅が早速ルシルにアタック開始。自分の耳がピクッて動いて聞き耳モードになったのを自覚した。ルシルが「お姫様抱っこ・・?」困惑しながら返すと、ルシルの席にたむろってる刀梅や天音や他の子たち(ちゃっかり咲耶も交じってる)が頷いた。
「そっ! 女の
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