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Sword Art Online 月に閃く魔剣士の刃
7 蒼と星
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よく発動してるし、それにシュンさんはなんか安心出来て。」
「安心・・・なぁ。ま、起きないならいいか。」

 そう言って話題を本題へと持っていく。

「まあそれはいいとしてさ、俺以外の男とパーティ組んで最低でもさっき以上の動き、出来そう?」
「...すいません、それは無理かもです」
「いいよ、謝らなくて。今はしゃーない、それよりボス戦でフリーズされたらそれこそ生死に関わるから。ちゃんと知っておきたかっただけだ。」

 という事は俺とミーティアだけで組むとすると多分遊撃的な立ち回りが割り振られる事になる。

 だが、遊撃って一言で片付けられるこの役割は一番キツい。
 基本的には取り巻きを散らしつつ手が空いたらボスへのダメージを稼いていく事になるんだが、実際はそんな生易しいものではなく、キツくなってくるローテを暫定的にカバーしたり、ダメージディーラー達へのタゲを奪ってタンクが展開する時間を稼いだりと、とにかく打ち合せ外の事態が最も多く発生する役割だ。

 勿論アスナやキリトの現場指揮は頼りになる、しかしやはり最終的にはこっちで策や対応を考えないとジリ貧になって徐々に押し込まれてくる。

 まあまだまだ攻略組の人数が足りてない、ってのが原因だからそのうち何とかなるだろうが。にしても少数精鋭が大前提で成り立ってる遊撃に間に合わせるとなると...。

 一週間。いや、コイツの飲み込みの早さなら五日もいけそう。
 とここで、巡らしていた思考を吹き飛ばすように、

「あ、あのっ!」

どうやら俺が黙り込んだ事によって大分気まずい思いをさせたらしい。

「ん、あー、ごめん。どうした?」

 何も聞いてなかったので聞き返す。

「そ、その・・・ざっと見積もってみてどのくらい掛かりますか?」
「ん〜・・・そうだなぁ」

 弾き出した数字を何回か確認し、

「レベリング挟みながらだとパーティ関連含めて10日位かな、パーティだけに絞れば多分1週間、いやそっち次第では5日いけそうかな」

「じゃあ目標5日でお願いできますか?」

「よし、んじゃ早速はじめるか。まずはボス戦時の状況別のセオリーからだ」

 そして時はその夜へと飛び。

「さて...遅くなりすぎたな」

 ちょっと遅くなってしまったらしく周りは真っ暗、おまけに今夜は月に一度の新月の夜、月明かりさえない。こんなところまでリアルじゃなくていいんだけどな...。
 そして、

「あ、あああのし、しっしシュンさん...。」

 さっきからミーティアが微妙に震えつつマントの端を掴んでいる。どうやら真っ暗闇が苦手なようで、

「ど、どこにもいかないで...」
「いや、どこにもいかないから、お前裾掴んでるだろ?」

 気が動転しす
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