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大統領の日常
本編
第六話 過去の傷
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工作員によってレーダーには細工が施されており、例えレーダーが探知したとしても画面には表示されることがなかったのである。これにより核弾頭を搭載した爆撃機を見逃してしまい、結果的に核攻撃は成功し合計1100万人以上の被災者を出すことになってしまったのである。

この攻撃によってロンディバルト民主共和国は停戦を余儀なくされた。それまで戦争を支持していた 市民は、このような虐殺がこれ以上行われてはたまらないという何とも自分勝手な理由から、 政府はこれ以上戦争を行えば財政が破たんしてしまうというという厳しい現実から、ほどなくして停戦条約は停戦条約は締結される。ガルメチアス帝国も指導者である第3代皇帝が死去しており、内戦に突入する可能性があったため、ロンディバルト民主共和国の停戦は受けるしかなかったのである。

byナレーター


そして時は進み18年後


西暦2115年 6月 15日
ペルシャール・ミースト


「ヴォルドール・ケーニッツ元帥」
「はっ、なんでしょうか?」

「・・・また戦争しよう」

「・・・どこと戦争をなさるのですか」
「・・・君主制連合」
「・・・復讐ですか」
「違う」
「・・?」

「・・・反撃だよ」



続く・・・


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