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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第三十七話 魔術
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りいわく壊すことに特化し、破壊することに関しては稀代の魔女。
 通称、人間ミサイルランチャーとかマジックガンナーとかいわれてる」
「「「「「「「「……………」」」」」」」」

 あまりの表現に全員が固まっている。
 まあ、これでどんな人でどんな魔術を使うのか理解しろというのが無理だけど。

「えっとそれってどんな人と魔術をイメージすればいいの?」

 ユーノが引き攣った顔でそんな事を訪ねてくる。

「イメージとしては……そうだな。
 なのはのディバインバスタークラスの砲撃を連射で乱れ撃ちする髪の長い女性をイメージすればいいと思うぞ」
「何だそれは……」
「クロノ、悪い事は言わないから関わるな。
 下手に喧嘩吹っ掛けたりすれば最低でもアースラが落ちるぞ」
「……確かに関わらない方がいいだろうな。
 ならその人の身内の魔術師とかいないのか」

 ……どうしてクロノはこうも地獄の釜を開けようとするのだろう。
 あの人の身内といえばあの人だが、下手をしたら即座に命に関わるぞ。

 そして、可能な限りというか絶対会いたくないのがあの姉妹セットの時である。

「なあ、クロノ。悪い事言わないから関わるな」
「なんだい? その人の身内も壊す専門の魔術師とか?」

 アルフの言葉に首を横に振る。

「いや、壊す専門の人でもないしその魔法使いの女性のお姉さんなんだが……」
「だが?」
「仲が悪い。ただひたすらに壊滅的に仲が悪い。
 その人とお姉さんが二人が一緒にいるときは全速力で逃げろとしかいえない。
 もし巻き込まれたら命がいくつあっても足りない」

 ああ、本当に足りないところだ。
 この身が死徒ではなく、アヴァロンを持っていなければ俺は間違いなくあの時十回は三途の川を渡ってる。

 いや、そもそもこの原因もあのはっちゃけ爺さんだ。
 やはり根本的にあの爺さんと関わるのがよくないのか。

「……うん。僕たちは何も聞かなかった事にするよ」

 ついにクロノは話を聞いたという事実自体なかったことにした。

 うん。いい判断だ。

 クロノの言葉に頷きながら冷めた紅茶を飲みほした。
 そんな時

「ねえ、士郎君。
 魔術が学問的なら魔術を扱う学校的な物はないの?」

 とリンディさんが意外な質問をしてきた。
 あるかといわれればある。
 俺がいた時計塔などは魔術協会の本部にして、至高の学舎だ。
 だがこれを話すわけにはいかない。
 話せば探そうとするだろうし、だからといって他の魔術師の存在をまったく知らないでは今までの話と矛盾点が出かねないか。
 まあ、忍さん達には俺以外の魔術師は知らないって言ってしまっているが……

 その事を気にするのは後にするとして俺は苦
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