第六章 正義の在り処編
第二百一話 『ヴォルフ・イェーガーの真の目的』
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、最後に私がいなくなり制御が外れて暴走するであろう黒い獣の群れを退治してくれ。無責任だとは思う。だがお願いする」
そうセヴィルは言う。
宝珠のヒビはどんどんと広がっていき、
「さよならだ、姉さん………」
完全に砕け散ってセヴィルはその場に倒れこむ。
「セヴィル………さようなら」
シルビアはもう間に合わなかった事を悔やみながらも、
「………リバース。モード、シホ………」
本来のシホに戻っていく。
そして、
「ヴォルフ・イェーガー………いえ、セヴィル。あなたの気持ち、受け取ったわ。全員助けるから……。でも、ライダーとの約束、『あなたを殴る』って約束、果たし損ねてしまったわね……」
そう愚痴りながらもシホはクラスカードを胸に当てて、
「協調開始……」
協調を開始する。
するとクラスカードはシホの体へと吸収されていき、そして、
―――ドクンッ!
シホの体に失われた力が戻ってくるのを感じる。
しかしシホは同時に悲しい思いを感じていた。
「便利だけどこんな災いを呼ぶかもしれない力………。私は欲しくなかったのにね」
そう言いながらもシホはアンリミテッド・エアの格納スペースに入れられている宝石剣を取り出して、
「またここに来るわ。ノアに魔術師のみんな。必ず助けるから待っていて……」
シホはそう言って暴走しているであろう黒い獣に襲われようとしている機動六課のみんなのもとへと七色の光に包まれながら転移するのであった。
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