暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜白の剣士〜
戦う意思
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オンの心臓を的確に狙ってきた。しかしシオンはギリギリのところで光剣で弾く。

「ッ!!」

「そう焦るなよ。楽しもうぜ、今のこの状況を」

「フッ、ほざけ!」

死銃は凪ぎ払うようにエストックを振ると、シオンは回転しながらかわす。

「久々なんだよ、血がたぎってウズウズすんだよ。アンタみたいな強敵はそうそう出会えないからな。お前もそうだろ死銃?いや・・・」

シオンは光剣を死銃に向けると核心に迫るような言い方をした。

「───“赤眼のザザ”!」

「やはり、気づいていたか・・・」

「だが、そんなことは俺にとってはどうでもいいんだわ。ただ俺は・・・未だに過去(ラフコフ)の仕事をやってる奴にいい加減退職をしてもらいたいだけさ」

「・・・・・」

「まぁ、お喋りはここまでだ。はじめようぜ、ザザ!!」

光剣を器用にふりまわすとシオンは死銃に剣先を向ける。光剣は微弱なスパークを散らしてまるで臨戦態勢をとっているようだった。

「いい、だろう、殺れるものなら、殺ってみろ!」

「その言葉、そっくりそのまま返すぜ!!」

ぶつかり合う二対の剣、ほとばしるスパークは彼らの心の熱さが魅せるものなのか、それとも───
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