第二章 戦火の亡霊船
2話 西へ…(首都高速編)
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
操った空気が下から車を吹き飛ばした。そこで終わることなく僕は飛んだ車の下面に空気をぶつけ続ける。それで起こる出来事は…。
「車が…飛んでる…」
下から聞こえてきた声であった。
そして僕らは車のバリケードの範囲を超えたところでゆっくりと地面へと降りる。
「はぁ…ありがと。」
そして僕はハンドルを香織から受け取った。こんなことをしたのは初めての試みであるため少しばかり不安だったのだが、まあ成功したので良いだろう。そしてこれくらいであれば自分の体でなら戦闘にも使えそうであった。
「ちょっと…少し離れたら休憩していいかな?」
「わかった!」
しかしやはり辛いものがあった。集中力が消えれば敵に出会っても戦うことはできないし、車の運転にも影響がある。そこで休憩しようというのだ。縛られるのは嫌うものの、急ぐ旅では無いのだから。
そして僕らは東京インターチェンジを超えたところで車の動きを止めた。ここまで出発してから一時間。少しばかり遅いが、それはまだ車の運転に慣れていないからということで許してもらいたいところである。
僕は車の外に出て固まってしまった体をほぐしつつ、この先の道を確認した。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ