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グランバニアは概ね平和……(リュカ伝その3.5えくすとらバージョン)
第10話:情報網は其処彼処
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リギリまでビビらせたいから(笑)」
はぁ……良かった……
「でも問題はリュリュよね。あの
娘
(
こ
)
素直で良い子だけど、良い子過ぎてアホの子の類似品になりつつあるから。もっと周囲に悪人が居れば良かったんだろうけど、父親の威光が強すぎて、そんな馬鹿者が近寄れなかったからねぇ」
「そうだなぁ……みんなと仲良く出来て良かったと思ってたけど、男に対して無防備すぎるからなぁ。男の危険さも知ってほしいな」
「つーか、男の危険さを知らせるには、恋人を作るしかないんじゃないの? 純粋な思いだけじゃない色恋事を経験するしか……」
「それは難しいんじゃねーの? アイツ変態だから。我が娘ながら超弩級の変態ファザコン娘だから! 新しい下着を買う度に、穿いて僕に見せるんだ。『ムラムラする?』って真顔で聞きながら……童貞じゃねーんだ、そんなんでムラムラしてられっかっての!」
そう言う問題ではないだろう。
「あの陛下……ご不興を被る事を覚悟で言わせてもらいますが、リュリュの願いを叶えてやっては如何でしょうか?」
「はぁ? リュリュの願いを……って、お前解ってるの? アイツが何を望んでるのか、ピピン君は解って言ってるのですかぁ!?」
やっぱり怒られた。でも……
「解っております。リュリュが望んでる事も、今私が何を言ってるのかも……ですが、一番大好きな男性に、自身の初めてを捧げたいと考えてる以上、それをクリアしないと先に進めないと思うのです。何も結婚しろとか、愛人にしろとか、子供を作れと言ってるのではありません。たった一度……彼女の願いを叶えてやれば、リュリュも落ち着くと思うのです」
「落ち着くかねぇ……?」
何を言いたいか解ってもらえたらしく、一瞬だけ語気を荒げただけで何時もの陛下に戻られた。
凄
(
すげ
)
ービビった(涙)
「逆効果になったら最悪だよ。自惚れに聞こえるだろうけど、僕アッチの方には自信があるんだ。ビアンカは兎も角、その他の愛人は他に彼氏を作らないだろ……何でだと思う? 僕以外の男に魅力を感じないからだ! だって暴れん坊将軍の将軍っぷりからして違うモン! しかも暴れっぷりは桃源郷さ!」
「はぁ……」
それはそうなんだろうけど、そんな事を言われても“はぁ”としか言いようがない。
親しい友人になら『馬鹿言ってんじゃねーよ』と笑いながらツッコめるんだけど……
「そんな僕と1回ヤったら、絶対に1回じゃ済まなくなると思うんだ。その後に他の男とヤっても『やっぱりお父さんが一番良い?』とか言って、余計に男への興味が変態的になると思うんだ」
凄
(
すげ
)
ー自信だな。どっから湧いてくるんだ?
「お前今“その自信はどこから湧いてくるんだ?”って思ったろ!」
「そ、そんなありません!」
何で解るんだ!!
「
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