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第四真祖一家が異世界から来るそうですよ?
YES!ウサギが呼びました!
第十二話 「ペルセウスの襲撃」
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「『真祖』と王族は普通のヴァンパイアとは違うんだね・・・・・・」

灰になっても生き返ると言う驚異の生命力に絶句する飛鳥と耀であった。


「そろそろ話を戻そうぜ?要するにレティシアは俺の実力を見たいわけだ」

十六夜がレティシアに問いかけた。

「ああ、私にはもう時間がないのでな、箱庭を出る前に心残りを無くしておきたい」

「だったら・・・・・・その心残りを無くしてやるよ」

十六夜はニヤリと笑みを浮かべる。

「『ノーネーム』が魔王を相手に戦えるのかアンタがその力で試せばいい。どうだ?元・魔王様」

真っ直ぐにレティシアを見て楽しそうに言う十六夜。

「ちょ!?何を言っちゃってるんですか十六夜さん!?」

「・・・・・・ふふふ、ハハハハハ!!なるほど、実にわかりやすいじゃないか!!最初から下手に策を弄さずにそうすればよかったな」

レティシアもまた楽しそうに笑う。

「どうやらレティシアもやる気になったようだぜ?黒ウサギ」

「・・・・・・どうしてこんなことに」

黒ウサギは地面に両手を付きながらわかりやすく落ち込んだ、黒ウサギとしては何とかレティシアを取り戻そうとしていただけに本人が未練を断ち切るうとしている姿が悲しくて仕方が無かった。

「さてと、ゲームのルールはどうする?」

「わざわざ手間暇をかける必要もない。双方が共に一撃ずつ撃ち合いそして受け合う」

「地に足を着けて立っていた者の勝ちって事か・・・・・・シンプルでいいじゃねえか。ここじゃ狭いから表にでようぜ」

笑みを交わし二人は窓から中庭へ同時に飛び出して行った。

「あっ!!十六夜君待ちなさい!!」

「飛鳥ちゃんわたしも行くよ〜」

「・・・・・・零菜も行くなら私も」

「はぁ〜俺等も行くか」

「そうですね」

そう言いながら中庭に向かって走りだす三人娘を見て後に続く古城と雪菜であった。

ついた中庭では十六夜は地に、レティシアは翼を生やして天に、それぞれが位置していた。

「へえ?箱庭の吸血鬼は翼が生えてるのか?」

「ん?翼で飛んでいるわけではないがな。・・・・・・制空権を支配されるのは不満か?」

「いいや、ルールにはそんなのなかったしな」

飄々と肩を竦める十六夜。立ち位置だけを見ると十六夜が不利だろう。そう、立ち位置だけならばだが。
その十六夜の様子を見て、レティシアは微笑と共に黒い翼を広げ、ギフトカードを取り出した。金と紅のコントラストで彩られたギフトカードを見た黒ウサギは蒼白になって叫ぶ。


「レ、レティシア様!?そのギフトカードは」

「下がれ黒ウサギ。力試しとはいえ、コレが決闘である事に変わりない」


ギフトカードが輝き、封
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