第二十三話 アリサとすずか
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
にどうすればいいのか分からないのか、大輔の方を見遣る。
大輔「アリサ、すずか。こいつは一乗寺賢って言って、俺の友達さ」
大輔が賢を指差しながら言う。
賢「初めまして、僕は一乗寺賢って言います。よろしく2人共」
賢が優しく微笑みながら自己紹介をする。
アリサ「ふ〜ん、私はアリサ・バニングス。アリサでいいわ」
すずか「……」
アリサ「すずか?」
すずかは賢の顔を見つめたまま呆然としていた。
賢「…どうかした?」
すずか「っ…だ、大丈夫です。私、月村すずかです。すずかって呼んで下さい。よろしくお願いします賢さん」
賢が心配そうにすずかに尋ねたがすずかはハッとなって慌てて自己紹介する。
賢「はい。よろしく月村さん」
賢が笑みを浮かべて言うとすずかはまた顔を赤くする。
その様子に大輔とアリサは互いを見合わすと…。
大輔、アリサ「「惚れたな(わね)…」」
互いに意味深な笑みを浮かべた。
アリサは大輔の服装を見ると眉を顰めた。
アリサ「あんた…その服、結構傷んでるんじゃない?」
大輔「え?」
大輔が自身の服装を見つめる。
確かにアリサの言う通り大分くたびれている。
大輔「(…魔法やら何やらを喰らったせいだな……)」
大輔の脳裏にフェイトの魔力弾やらジュエルシードの暴走やらなのはの砲撃やらプレシアの雷やらが過ぎった。
アリサ「何なら私達がコーディネートしてあげてもいいわよ?」
大輔、賢「「え?」」
すずか「アリサちゃん?」
すずかが不思議そうにアリサを見遣る。
アリサ「だってこの2人、基本はいいんだから飾りがいがあるわよ。」
アリサは大輔と賢の腕を掴むと服屋に引きずっていく。
すずか「…とか言いつつ暇潰ししたかったんじゃあ…?」
すずかも服屋に向かっていく。
約2時間後。
アリサ「うん。まぁ、こんなもんでしょう」
アリサの一言に、大輔と賢はベンチに座ると袋の中の品を見た。
見た目は普通だが、上質な物が使われている為、結構な値段であった。
大輔「ありがとうな、アリサ。こんなに貰っちまって」
大輔はアリサの頭を撫でた。
アリサ「な、何よ!?」
大輔「なのはの言ってた通りお前はいい子だな」
アリサ「…子供扱いしないでよ!」
アリサが大輔の手を払う。
大輔「あ、ごめんな。でもありがとう。俺達の為に」
アリサ「そ、そんな訳ないでしょ!!私は暇潰しがしたかっただけよ!!何で私があんた達の為にしないといけない訳!?バッカじゃないの!!」
大輔「そうかそうか。アリサは素直じゃないなあ」
アリサ「うっさい!!」
賢「もう仲良くなったんだ?」
アリサ「違う!!」
アリサは賢の言葉を
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ