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『もしも門が1941年の大日本帝国に開いたら……』
第一話 リメイク
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ァァァァァァァァァーーーッ!!!』
日本軍は雄叫びを上げて混乱している帝国軍に必殺の銃剣突撃を敢行するのであった。
「これは最早私の手に逐えない」
近衛首相は事態の沈静化をしようとしたが、既に諸外国にも事件の事は知れ渡っておりどうする事も出来ずにそう呟いて内閣を総辞職をした。近衛内閣の後に陸軍大臣だった東條英樹が就任して非常時事態を宣言するのであった。
そして東條首相は集まった記者達(外国人記者を含む)に説明をした。
「当然の事であるがその土地は地図に載ってはいない。「門」の向こう側はどうなっているのか? その一切が謎に包まれている。だがそこに我が国のこれまで未確認だった土地と住人がいるとすれば――そう、ならば強弁と呼ばれるのを覚悟すれば特別地域は日本国内と考えていいだろう」
東條総理はそう言う。
「今回の事件では多くの犯人を『捕虜』にした。これは日本帝国に対する宣戦布告である事が明確だからだ」
東條総理は捕虜を強調する。これは事件などではない、最早戦争を意味していた。
「よって例え「門」を破壊しても何も解決しない。それはまた「門」が現れるかもしれないからだ。そのためにも向こう側に存在する勢力を交渉のテーブルに力ずくでも着かせなければならない。相手を知るためにも我々は「門」の向こうへ踏みいる必要がある。危険、そして交戦の可能性があろうともだッ!!」
東條総理の演説に記者達は何も言わない。
「従って、日本帝国政府は特別地域の調査と銀座事件首謀者の逮捕、補償獲得の強制執行のために軍の派遣を決定したッ!!」
その瞬間に多数のフラッシュが光った。この宣言に対してアメリカ――時の大統領であるフランクリン・デラノ・ルーズベルトが内密に接触してきた。
「中国から撤退すれば我がアメリカは日本を支援しよう」
反日に近いルーズベルトにしては出来すぎた事であった。日本にこのように発言すれば必ず日本は乗ると判断したからだ。そして日本はこれに乗った。東條は即日、門侵攻のために中国にいる陸海軍の部隊は全て満州方面に撤退する事を宣言した。
「満州は日露戦争以来、日本が多くの血を流して手に入れた領土だ!! それをむざむざと放棄するなど散った英霊に申し訳がない!!」
陸軍からはこのような反対意見が続出したが、東條は憲兵隊を総動員させて反対派を徹底的に排除、若しくは予備役に編入させた。今回の事件で日本の治安を守るのに部隊を出さないといけないと分かっているため直ぐに意見は無くなった。
また、三国同盟を結んでいるドイツからも接触があり、門の情報を求めた。
「我が日本帝国は「門」の勢力、帝国に対して宣戦を布告すると共に軍を派遣する」
日本は帝国に対して正式に宣戦を布
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