日常風景のパフォーマンス
第31話
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。嫌な予感がするからな」
「それじゃあ、罰ゲームの発表だ。城の爆破スイッチを押しにいくぞ」
「「えええええええ!?」」
「爆破スイッチを押すと同時に魔力と光力が完全に使えなくなるから急いで駆け下りる必要がある。遅くなるとそのまま飲み込まれるからな」
逃げ出そうとしたアザゼルを仕込んでおいた結界で捕縛して連行する。ゼノヴィアさんも逃げようとしたが、アザゼルの状態を見て諦めたようだ。三人で天守閣まで登り、アザゼルの拘束を解く。
「良いか、計算ではスイッチを押してから2分45秒で完全に城は崩れる。そしてスイッチを押すと同時に魔力と光力が使えなくなる。つまり罠も一緒で作動しない。ただし、自爆スイッチは城の中に居る生命反応が全て天守閣に居ないと作動しないようにもなっている」
「ならお前が押せ。オレとゼノヴィアは階段の手前に居るからな」
「いいだろう。準備は良いか」
アザゼルとゼノヴィアが階段の前にまで移動する。
「良いぞ」
「やれ」
二人の準備が整うと同時にスイッチを乱暴に叩く。二人は階段を駆け下りていき、オレは窓から屋根へと登る。オレの足の早さだと逃げ切れないのは分かっているからな。砂の中からすぐに這い出せる様に出来るだけ上にいる必要があるのだ。さて、二人は逃げ切れてないだろうな。魔力や光力を使った罠は作動しないだけで、普通の落とし穴は作動するから。どっちかが引っかかってるだろうな。
足場が崩れ、宙に舞いながら目を閉じて深く息を吸い込んで埋まる覚悟をする。この身体なら多少の無茶が出来るからな。
そして砂に埋もれながら面白いアイデアが思い浮かぶ。それをなんとか形にする為にもとっとと這い出るか。
side out
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