日常風景のパフォーマンス
第31話
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力を感じない状況から突如の強風が吹いたりと、こちらの集中力を切らせに来ている。久遠さんとギャスパーも動揺したりしているので、本当に偶然が重なって強風が吹いているのだろう。
さて、僕はこれにどう対処すれば良いのだろう?
side out
side プロフェッサー
よし、意識が外れたな。今の内に久遠と打ち合わせをするか。まあ、単語の羅列なんだけどな。おかげでちょっと指示がずれることがあって久遠が動揺することもあったが、逆にあれで警戒が解けた。まだまだ甘いな。この場を支配しているのはオレと久遠の二人だと気付けば、またはオレの運動神経が全く無いことに気付けば少しは展開が変わったのだろうがな。
オレがコートに入った途端、負けが確定すると言っても過言ではないからな。うん、スポーツでまともに出来るのは短距離走位しかないからな。ボールを扱う競技は特に駄目だ。真直ぐに飛ばせないし、投げれないし、蹴れないし、味方に被害を出す可能性の方が高い。自分の運動音痴に絶望してしまう。
結局試合はオリジナルが入るも流れを変えられずに久遠とギャスパーが勝利した。そして決勝はアザゼルさんの力押しでなんとかした結果緑チームが優勝した。
その後もオレが用意したゲームを全員が持ち前の能力と、コンビネーションを発揮し、死力を尽くして戦い抜いた。その結果は
「優勝は青チームで、残りが同着か。こいつは少し予定外だな」
仕方ないな。ここは先に優勝賞品を渡そう。
「では、優勝賞品を渡そう」
収納のカードからトランクを3つ取り出して青チームの三人に差し出す。トランクを開けて中を確認した三人から驚きの声が上がる。中にはびっしりと大粒の宝石が敷き詰められているからな。しかも限界まで魔力を込めてある宝石だ。
「すぐにでも宝石魔術で最上級魔術を使える宝石セットだ。宝石だけで20億円程使っている。そこに限界まで魔力を込めてある。宝石魔術で限界まで魔力を込められた宝石はそれだけで神秘的な魅力を発する様になる。買い集めるのに20億程かかったが、売り払えば50億は硬いな」
オレに宝石の価値は分からんが、一流の宝石商がそう言ってた。
「ほ、本当に良いんっすか?これ、貰っちゃって」
「賞品として用意した物だからな、好きに使えば良い。売り払うのも加工するのも自由だ。宝石魔術の使い方が分からないなら研究室の棚に魔術書を置いてあるからそれを参考にすれば良い。加工してアクセサリーにするなら、腕の良い職人を紹介しよう」
「ありがとうございます」
「で、罰ゲームだが、青以外から各チーム生け贄を1名出せ。言い出しっぺの法則で黄からはオレが出る」
「赤からは私が行こう。あまり活躍出来なかったからな」
「緑からはオレだな
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