暁 〜小説投稿サイト〜
半龍神は世界を変える
旅の始まり
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果汁ジュースを飲みにいくんだけどな。
酒場は今日も賑やかだった。鎧をつける男や胸当てをしている女などむさ苦しいのは確かなんだがな。おれは果汁ジュースを頼んだ。女の子がジュースを運んだ来た。のは良かったんだかその子がつまずいてジュースを俺にぶちまけやがった。
「す、すみません!!」
勢いよくお辞儀をして来た。ここまで謝れば責める気もしないので許すことした。てかここで怒るやつはドSとしかいようがない。
「別にいいよ。気にしなくていいから。」
とりあえず、俺は火の魔法を使って体を暖める。それで水分を蒸発させた。少し果汁の臭いがするが気にしないことにした。
「ようあんちゃん。すまないねぇー。うちの新人がドジしちまって。」
酒場のオーナーが謝ってきた。
「気にしなくていいさ。で、今日はなんか面白いことでもないのか?」
そう言って銀貨を一枚渡した。これは用は情報料だ。因みにこの世界の通貨は銅貨100枚で銀貨1枚、銀貨100枚で金貨1枚だ。
「なんかな、今日は奴隷市でなエルフの姫、ハイエルフ、つまりシルフ王国の姫が今日オークションで売られるらしい。」
「ほう。エルフの姫ね。」
シルフ王国とはまあざっくり言えばエルフの王国だ。ハイエルフってのはそのまんまでエルフの上位種だ。これは好都合だ。今後のためにもぜひ買っときたいな。
「なんだいあんちゃん。興味があるのか?今までさんざん女の誘いを断ってきたあんちゃんが。」
「まあ色々事情があるんだよ。そういう目的ではないしな。とりあえずオークションとやらには参加させてもらおうかな。」
俺はこれからの計画を練りながら酒場を出た。やはりそらは快晴だった。
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