暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス ―蒼炎の大鴉―
第2章 宇宙を目指して
全面戦争勃発
[1/4]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
IS学園を卒業して6年、大学院を出た俺はそのままレイヴン社3代目社長の座に就いた。

卒業とほぼ同時に簪と籍を入れ、彼女は俺の妻として俺を支えてくれながら社でテストパイロットをしてくれていた。結局のところ、日本代表は織斑一夏がなり、彼女は代表候補生の座を降りることとなった。

兼次は父さんとの約束通り開発主任の座に就き、最新鋭機の開発に勤しんでいる。

優馬も卒業後に入社し、兼次の下で研究に勤しんでいる。


この9年間で世界情勢は大きく変化した。

まずレイヴン社製のコアがこの9年で1350個、世界各国に渡り女尊男卑の風潮が崩壊した。

次にレイヴン社以外のいくらかの企業もコアの製造に成功したこと。もっともこれはここ1年以内のことであり、まだ本格的な生産は始まっていない。

俺はこの9年て、少しずつだが篠ノ之束博士とコンタクトをとっていた。遂には社に引き込むことに成功した。そして俺は社長就任と同時にISによる宇宙進出を実行に移す決意をした。これは彼女の意志でもあり、そして俺自身の考える増えすぎた人類に対する救済策でもあった。

社自身が保有するコアは120個、これは実質的な社の戦力であり、各国との取引材料だ。今現在、世界が持つコアは約1850個、社のコアは120個、もし世界が相手なら勝てないだろうが、1国を相手にするには十分すぎる戦力である。

社では宇宙に対応したISの開発も進んでいる。

それと並行して社の戦力としてのISの開発も進んでいた。

この10年以上の圧倒的なノウハウを駆使し、社は最高の戦闘用ISを開発した。

その機体の名は[アルティメス]、単機がIS1個小隊に匹敵するほどの機体だ。

核動力による無限ともいえるエネルギー、膨大なエネルギー係数を誇るビーム砲5門と高出力ビームサーベルの搭載、それを支える各種システム、バズーカの直撃にさえ耐えられる新型の装甲、どれをとっても現行のISを遥かに上回る存在となった。

理論上はパイロットが戦える限り永遠に戦える機体とされている。

そしてそのアルティメスを現在10機、レイヴン社は保有していた。

その一方で宇宙用ISの開発も大きく進展し、近々試作1号機がロールアウトする予定だ。

そして、そんなレイヴン社を世界が、特にアメリカが放っておくはずもなく、しょっちゅう特務部隊が向けられた。

そしてレイヴン社のIS部隊はこれを尽く退けてきた。

元々、裏でファントムタスクとの繋がりがあったアメリカ、そして俺はアメリカとの全面戦争を決心した。

常識的に考えれば勝ち目のない戦争、だかレイヴン社にはアルティメスがある。現在のアメリカのIS保有数は約600、この内で実戦投入可能なのは約450〜500といったところ。対してこちらは
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ