暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜Hero of the sorrow〜
フェアリィ・ダンス編 哀しみを背負った男達
黒幕と正体と右目
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膚と、真っ黒になって見えない右の眼球が恐怖を感じさせる。
ユキはただ突っ立ているだけ。そんなユキへとブレードを振り上げたクライは、吹き飛ぶ。
「あぁ?」
超高速によるユキの蹴り。加速と鍛え抜かれた身体能力から放たれた蹴りは、一撃でクライの半身を飛び散らせた。
「強くなりすぎじゃねぇ・・・」
半身を一瞬で再生させたクライは全身の武器を展開し、ユキへと襲い掛かる。
ファイズエッジをユキは振った。ヒュンと言う音と共にクライの右腕が吹き飛ぶ。
再生しようとしたクライは固まった。
「な?」
腕が再生しない。表面に触ると、凍りついている。
「・・・何した」
「・・・・アシムレイトロイドの能力・・・。僕は一つだけだけど、その能力さ」
クライの能力は高速再生の他に、能力がいくつかある。
一つだけのユキの能力は《同質化》。アシムレイトの本髄。ユキはメダルを取り込んだ。恐竜メダルを。そこから同質化、凍結能力を手に入れたのだ。
「ん〜〜本気になると、てめぇら死んじまうし、ココは退くわ。いろいろあるし。じゃな」
灰色の壁を通ったクライは消え、ユキは自分の力に少し恐怖を感じた。
ユキは何処からか仮面を取出し、左側の顔を隠すようにして着けた。
「動けますか?」
「ああ、動ける」
ユキとキリトは協力して、全員を運んだ。
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