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ソードアート・オンライン 〜Hero of the sorrow〜
フェアリィ・ダンス編 哀しみを背負った男達
黒幕と正体と右目
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は怪人を睨んだ。
「木野・・・アンタは」
ギルスは涼として、アナザーアギトに語りかける。
「命を救う者じゃなかったのか!?」
自分なりに言葉を紡ぐ。
「目覚めてくれ、木野!!」
しかし、アナザーアギトは何も聞かなかった。腹部への蹴り、さらに拳の乱舞。
ギルスは吹き飛ばされ、地面へと叩きつけられる。
「貴様・・・!」
真が腕のスパインカッターを展開し、アナザーアギトの腕を切断した。
「ギイイイイイッ!!」
アナザーアギトが苦痛の声を漏らす。ギルスがゆっくりと立ち上がる。
「行け、葦原!!」
立ち上ったギルスは戸惑いを隠せなかったが、構えをとる。
「その運命を!!」
ギルスが走り出し、空中で回転する。
「乗り越えろ!」
「ウォアアアアアアア!!!!」
ギルスヒールクロウがアナザーアギトへと突き刺さる。瞬間、爆発。
爆発を背に、涼は鎮魂の言葉を紡ぐ。
「木野・・・アンタの意志は!」
「俺たちが受け継ぐ!だから今は・・・・」
「安らかに眠ってくれ・・・・!」
アナザーアギトが爆発し、その後には何も残っていなかった。
「ちぃっ!なんで・・・」
キリトとユキの乱撃を受けるカイザが言う。
「何で・・・生きる意味を見いだせない君たちが生き残るんだ!!いつもそうだ!!」
「それは・・・自分で何かを信じたり、愛したことがないからだ!!」
ユキが叫ぶ。カイザはユキを見て驚いた。その横に、乾巧の幻影が重なって見えたのだ。
「そうやってえええええええっ!!」
カイザブレイガンが刀身が砕けるのと同時に、シャイニングカリバーが吹き飛ばされる。
しかしユキはファイズエッジを取出し、パワー・・・フォトンブラッドが放出する熱量をアルティメットへと設定する。
Exceed charge
紅い刀身が暗闇の中でまばゆい光を放ち、カイザブレイガンごとカイザを斬り倒した。
終わった・・・いや、終わってなどいなかった。
「よう、兄弟」
戦慄の。優しく冷たい口調。ユキとキリトの背筋が凍りついた。
「キリトさん、離れろぉっ!!」
キリトを左手で後ろへと押す。次の瞬間、ユキの左腕はなくなっていた。
遠目で戦っていた全員がユキの方を見た。
「ユキ君!?」
「君みたいな・・・兄弟持った覚えないんだけど?」
「・・・覚えてねぇのか?」
月明りで見えていなかった顔が見える。
どことなく、ユキに似ている顔。普通の服装で、右腕には血が付着している。
「お前のせいで俺たちは死にかけたのに?」
ユキには何を言っているかが分からなかった。
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