暁 〜小説投稿サイト〜
高校生活二周目!!
第一話
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[9] 最初
しい母校の教室だ。周りにも学校のブレザーを着ていて、見た目通りの高校生と言った感じの奴ら。
ついでに窓の景色から見て、ここは一階みたいだ。
ってことは、一年の教室か。
うん、場所は理解できたけど、状況は理解できない。なにこれ?

「あの、先生」
「なんだ、伊吹」
「どうして俺はここにいるんでしょうから?」

まずは、状況を把握しなくてはと思い、先生に聞いてみる。これがドッキリでしたとか言ってくれたら、笑い話になるな。
俺の質問を聞いた先生は、呆れたといった感じで俺に

「どうしてって、お前…。そりゃあ、ここの 生 徒 なんだから当然だろう」

と予想もしてなかった一言。えっ?
生徒? 俺が? そんな馬鹿な。

「いや、だって俺、二年前に卒業しましたよ?」
「阿呆か、お前は。つい一週間前に入学したばかりだろうが」
「へっ? いや俺、今年で二十歳に…」
「まだ十五歳だろう。どうやって一年で五歳も歳をとるんだ?」
「……今年は2014年ですよね?」
「今年は2009年だ。馬鹿者」

そういうと、先生はカレンダーを指差す。見てみると、確かに2009年の4月だった。
間違いだと思い、自分の机の横に掛けてある自分の鞄? を漁る。

「えっ……」

すると今はもう使い慣れているスマホではなく、高校時代ずっと愛用していた懐かしいガラケーがあった。
驚いたものの、真実を知るためにガラケーで日付を見る。

「嘘…だろ…」

日付は、2009年4月13日だった。
[9] 最初


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