【ゼロの使い魔】編
053 ≪雪風≫死す
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≠用意すれば良いな」
「……えげつない≠チて…、ボクよりえげつない事を考えてるサイトには言われたくない件について」
ユーノはそれ、天唾(天に唾する)だよ≠ニ、鼻で笑う。俺も釣られて頬が弛んでいた。
「ふっ、それもそうか。……とりあえず、ユーノの案を採用するか」
「あ、良いこと思い付いた。どうせなら“モシャス”とか“フェイス・チェンジ”でタバサに変身すると良いかも」
「何でまた…? いや、ちょっと考えてみる」
タバサの姿でタバサの母親であるオルレアン公爵夫人を殺す=c。ユーノが、そんなよく判らない事を言い出したので、堪らず聞き返しつつも自分でその理由をシミュレートしてみる。
………。
……。
…。
思い付いた。それも悪魔な策を。どうやらユーノの方がえげつなさ≠ェ上だった様だ。……俺だけではここまで≠フあまりにもあんまりな案は出なかった可能性が高い。……この推論が正しかったらの話だったが。
「……もしかしてタバサは自分の母親の介護で心が追い詰めらて、そのまま母親含むオルレアン邸の数人で焼身自殺を図った>氛气ーノが言いたい筋書きはこんなところか?」
「うん。凄いね、正解」
ユーノは鷹揚に頷く。どうやらユーノを真に怒らせてはダメらしい。……双月が煌々と煌めく夜そんな事を呑気にも悟った。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「……リトライ…チェック…フェイラー。……リトライ…チェック…フェイラー。……リトライ…チェック…フェイラー。……リトライ…チェック…フェイラー。……リトライ…チェック…フェイラー。……リトライ…チェック…フェイラー。……リトライ…チェック…フェイラー。……リトライ…チェック…フェイラー。……リトライ…チェック…フェイラー。……リトライ…チェック…フェイラー。……リトライ…チェック…フェイラー。……リトライ…チェック…フェイラー。リトライ…チェック…。……サクセス、成功」
とあるハルケギニアとは違う異世界。そこで“魔獣創造(アナイアレイション・メーカー)”でたんぱく質の塊を創造して組成を“ディティクト・マジック”で調べては破棄する事数十回。漸く人体の組成をしつつ人の形を象った魔獣≠作成する事に成功した。
……これで焼死体を調べられてもオルレアン公爵夫人やタバサの死体のダミーが出来る。大きさ(サイズ)はイメージで調整するのみと云った進捗状況だ。
(後の細かい設定は、オルレアン公爵夫人に会ってからの後付けで良いな)
案は充分過ぎる程に煮詰まった。成功への道程も見えてきた。……オルレアン公爵夫人救済への作戦を進める為に、元の世界のタバサが居る場所に“腑罪証明”で転移し
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