1部分:第一章
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女と同じ黒帯の女の子達はそれは否定した。道場を思わせる稽古場では他には剣道部や柔道部も稽古をしている。どちらもやる彼女にとっては実に都合のいい場所であった。
「だってあんたさっきは柔道部の稽古してたじゃない」
「今日は柔道と空手ね」
「明日は剣道よね」
「うん、そうなの」
自分の白いタオルで顔の汗を拭いながら皆に答える涼花だった。
「朝の練習は空手部だけれど」
「やっぱり凄いわ」
「っていうか完全に格闘少女ね」
皆そんな涼花の話を聞いて感心することしきりであった。
「何かそればっかりって気もするけれど」
「彼氏とかいないの?」
「彼氏?」
彼氏という言葉を聞いて少しばかりそのアーモンドを真横にしたような目を丸くさせる涼花であった。その表情も実にいいものであった。
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