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大統領の日常
本編
第四話 新たなるfamily(ファミリー)
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俺の何かがぷつんと切れたような音がした。

「・・・ふふ・・・ふはっふはははっははっはっははh!!」
「何がおかしい!は!女の子は撃たれたせいで気が狂っちまったのかぁ?ひゃひゃひゃひゃっ」
「おめでとう!君たちは冥界の門への入場券がプレゼントされる!喜んで逝ってきたまえ!」

と、俺が中二めいた発言をしたその瞬間何かを察したシェーンコップがナイフを抜く。 ローゼンカヴァリエの隊員も一斉にナイフを取り出す。男たちは”ナイフごと気で何ができる”と高笑いしている。
しかし残念だだったな。そのナイフは刃を前方に発射できるバリステックナイフだ。みためはふつうのナイフだがな。

「へ!何言ってやがる。残念だが、冥界の門をくぐるのはお前の方だ」
「なんだ気づいていなかったのか?」
「なに!?」
「ふふ、君たちの目の前にいるのはかの有名なローゼンカヴァリエの隊員だ。奴らは君たちを殺したがっている。君たちはおろかにも最護衛目標である女の子を撃った。奴らは君たちを許さないだろうなぁ。HAHAHAHAHA!小便は済ませたか?神様にお祈りは?部屋の隅でガタガタ震えて命乞いをする準備はOK?」

男たちがぎょっとした表情で ローゼンカヴァリエの隊員たちは見た。
シェーンコップがにやりとした表情で返す。すると男たちの顔が青ざめていく。

「シェーンコップ准将、あの哀れな仔羊どもを拘束せよ。武器を持っているものは八つ裂きにして構わん」
俺がそう言うと男たちは殺されたらたまらないとあわてて武器を捨て始めた。

ローゼンカヴァリエの隊員達が流れ作業のごとく奴らを縛っていく。

「さて今日は帰るとしようか。アリシアを早く病院に連れて行かないと」
「既に病院から救急車が向っています。あと装甲車を向かわせておりますので、閣下方はそちらにお乗りください」
「そうか、わかった」

その後アリシアは病院は病院で銃弾を抜く手術をした。幸いにも銃弾は筋肉のあたりで止まっていたため、
一回の手術で終わり、2週間の入院で退院することができた。


この事件を後世の歴史家は”人は誰しも秘めた何かを持っているのだ。そしてそれが解き放たれたとき、人は中二病という奥底に眠っている真の力を得ることが出来るのだろう”と記したらしい。


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