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大統領の日常
本編
第四話 新たなるfamily(ファミリー)
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購入総数70着以上。この店での買い物だけで9万ディナール以上ものマネーが吹っ飛んだ。
しかし一番驚いたのは店員の方だっただろう。レジに行ったとき若い女性の店員、おそらくアルバイトだろう、びっくりして気を失ってしまった。後に来た熟練のおばさんでさえぎこちなかった。
それにしても多いな。ローゼンカヴァリエのやつらにも運んでもらってるけど、みんな完全に両手がふさがている、これじゃ護衛なんてできない。
そもそもまだ一軒目でこれなのだ。終わるころにはどうなっているか。

これではどうにもならないので、軍の輸送トラックを呼んで荷物を乗せることにした。それが完了したときローゼンカヴァリエの隊員数名が溜息を吐いたのは内緒。

さて早速二件目に直行しようと思ったのだが、妙に空気がやばい感じになっている。
目の前に怖いお兄さんが団体でこちらに向かってきたらどんなに鈍感な奴でも感じ取るだろう。

この殺気を・・・

ローゼンカヴァリエの隊員もさすがに警戒を怠るわけにはいかない。
さっきまでのほのぼの空気が一瞬にして戦場の空気に代わってしまった。
あと20メートルほどだろうか。数名が一気に走りこんできた。これを阻止するため、ローゼンカヴァリエの隊員の数名が立ちはだかる。はずなのだが、誰も立ちはだからない。どうやら俺の出かける前の言葉をよく覚えて”くださって”いたようで、リアスたちの保護を郵政したようだ。俺は怖いお兄さん二人組に抑えつけられてしまう・・・はずだが。
大統領を甘く見てもらっては困る。俺だって銃ぐらい簡単に使えるのだよ。
俺は愛銃のデザートイーグルを取り出すと男の足めがけて撃つ。
すると男の一人に命中し倒れこんだ。もう一人の男が驚いて後ろに下がる。
俺がこちらに集中している間に背後から男が4人あらわれて俺たちは囲まれてしまった。

ローゼンカヴァリエの隊員が周りを固める。男たちが一斉に銃を取り出した。
「おとなしく武器を捨てろ!さもないと貴様ら全員血祭りに上げるぞ!」

”閣下、どういたしますかな”とシェーンコップが聞いてくる。
「いや、ここは奴らを刺激しないことが肝要だ。全員武器を捨てよう」

隊員たちが武器を捨てようとしたその時、銃声が響き渡った。

BACOM!

普通ドラマではこの時の銃声はスナイパーか護衛の隊員の一人が、相手の銃めがけて撃った時の銃声になるのだが、現実ではこうも上手くはいかないようだ。銃を撃ったのは男の方で、倒れたのは・・・

アリシアちゃん!!???

なぜアリシアちゃんが撃たれてるんだ?守ってたんじゃないの?

後になって分かったことだが盾になっていた隊員の隙間をうまく突いたらしい。
しかし、幸いにもあたったのはアリシアの肩だった。

・・・アリシアが撃たれた瞬間
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