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大統領の日常
本編
第四話 新たなるfamily(ファミリー)
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捕まえられて車に乗せられてしまった。

何処へ連れていくんですか、と聞いても返事するしてくれなかった。
クロイツェルもアリシアも不安そうだった。
私たちはどこに連れていかれるんだろうか。

そう考えているといきなり腕に注射機が刺された。するとどんどん眠くなって眠ってしまった。

5月5日

起きるとそこは普通の部屋だった。
クロイツェルとアリシアを起こして部屋を出た。

そこは普通の廊下だった。どこかの家だろうか。そう考えていると急におなかがすいてきた。
昨日は夜ご飯を食べていなかったのだ。クロイツェルとアリシアおなかがすいたと呟いてる。
どこかにキッチンはないものかと調べているとおいしいにおいがした。

テーブルに食事が置かれていた。和食というものだろうか。
白米、魚、野菜、味噌汁、あと紅茶が置いてあった。3人ともおなかがすいていたので席に座って何の疑いもなく食べた。とてもおいしかった。施設の食事とは大違いだった。

食後にテーブルの端に置いてあった紅茶を飲んでいるといきなり玄関の方で音がした。この家の人が帰ってきたのだろうか。さっきまで笑顔で食事をしていた2人が急に不安な表情になった。私は恐る恐る玄関に向かった。

玄関に立っていたのは若い男性だった。どこかで見たような記憶がある。
クロイツェルとアリシアも恐る恐る後ろから近付いてきた。

アリシアが”大統領”とつぶやいた。
そうだ!テレビで何度も見たことがある。目の前に立っていたのはまさしく大統領だった。

ペルシャールさん(大統領は方っ苦しいといわれたので)はとても優しい人だった。
両親のことを聞いてくると私たちがだまったことで気づいたのか”すまない”と謝ってきた。
普通の大統領だったらこんなに低姿勢にならないと思う。

明日は買い物に連れて行ってくれるそうだ。クロイツェルもアリシア楽しみにしている。
いま私たちはとても幸せだ。

お母さんお父さん私たちは幸せです。天国で見守っていてください・・・


西暦2114年5月6日
大統領宅 ペルシャール・ミースト


「さて今日はみんなで買い物に行くぞ〜。な〜に時間と金はたくさんある。今日は好きなものを買っていいぞ」
「ほんとにいいんですか?」
「もちろん本当だ。さっ、行こうか」
「「「はい!」」」

アリシアちゃんは買い物大好きっ子かな?

「気を付け〜礼!」
ザっ!!

こいつは・・・不良中年か・・・
「小官はローゼンカヴァリエ連隊第6代隊長のワルター・フォン・シェーンコップ准将と申します。本日は閣下の護衛の任を仰せつかりました。本日はよろしくお願いいたします。」
こいつ、アリス達がいるから真面目な顔してるんだな。”小官は〜”なんて改まりやがって
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