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大統領の日常
本編
第四話 新たなるfamily(ファミリー)
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そういえばこいつらには両親とかいないのか?そっちで引き取ってもらいたいんだが・・・

「そういえば君たちには両親はいないのか?」
「「「・・・・・」」」

やべっ、聞いちゃいけないこと聞いちゃった空気だ。俺ってKY?
「・・・そうか、悪いこと聞いてしまったな。すまない」
「いえ・・・大丈夫です・・・」

不味い非常にまずい、重たい空気になってしまった。ここは明るい話をしなければ。

「そうだっ、明日は買い物に行こう。見たところ着る物とか日用品とかあまりなさそうだしな」
「ほんとですか?」
「ああ、安心しろ。金ならいくらでもあるからな。好きなだけ買っていいぞ」
「「「ありがとうございます!!」」」

「ほら今日はもう遅いし、寝てしまおう。2階の空き部屋を使っていいから、そこで寝なさい、いいね?」
「わかりました。じゃあ、えっと、おやすみなさい!!」
「おやすみなさ〜〜い」
「お、おやすみなさい・・・」
「ああ、ぐっすり眠るんだよ」
「・・・・」
「なんだまだ何かあるのか?」
「夜這いに来たりしませんよね??」
(!!???)
「な、何を言っているんだい?そんなことするわけないだろう」
「・・・・」

ダメだ信用されてない。信用できる方がおかしいが・・・ん?待てよたしかあの部屋は・・・そうだ!あの部屋はロックをかけられるんだった。これで解決だな、安心できるだろう。

「あの部屋にはロックがかけられるから自由にかけていいよ。これでいいだろう?」
「・・・わかりました。おやすみなさい」

ふう、何とか乗り切った。とりあえずティレーナさんに連絡しよう。彼女らが来たことについて何か知っているかもしれない。

プルルル  プルルル   ガチャ

「秘書のティレーナです。大統領?こんな夜遅くにどうしたのですか?」
「どうしたもこうしたもあるか。うちに帰ってくると女の子が3人も家に上がり込んでいたんだが?理性ある返答を期待するや節である( ー`дー´)キリッ」
「説明をし忘れていました。申し訳ございません。」
「(普通に返された・・)謝るのは後でいい。で、彼女らはなぜ私のうちにいるんだ?」

「簡単にいえば政治宣伝のためです(きっぱり」

「はい??ティレーナさん、どうやら回線が悪いようだ。政治宣伝という言葉が聞こえたんだが?」
「回線のせいではありません。せ・い・じ・せ・ん・で・んのためです、閣下」
「・・・・」
「誰も引き取らない、戦争孤児を引き取ることで国民の支持率が上昇するのです」
「貴様!!貴様は子供までも政治の道具にしようというのか!!」
俺が怒鳴り声をあげるとティレーナさんはおびえもせずきっぱりといった。

「では彼女たちを施設にかえしますか?」
「・・・・」
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