45話
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て投げ突けようとする。
「ちょ・・指令に怒られるよ・・」
ジルの折檻が嫌なクリスはロザリーを止めようとする。
「バレなきゃいいじゃない」
「……それもそうだね」
ヒルダがそう言ったのでクリスも悪乗りする。
「そういうこと、これでも喰らいな害虫男!」
そうロザリーがネジを投げようとした瞬間
ウー!ウー!
突如警報が鳴り出す。
「ひっ!?違います違います!私何もしてませんよ?……」
自身のやろうとしていた事がバレたのかと思い込んだロザリーは必死に今此処にはいないジルに弁解していた。
「ロザリー違うみたいよ」
「え?」
ヒルダに言われロザリーは顔を上げる。
館内放送が鳴り響く。
『『総員に告ぐ!アルゼナル内に数人の侵入者有!
対象は上部甲板、食堂付近を逃走中!
直ちに付近の者は侵入者確保に協力せよ!』』
「侵入者!?」
それに驚きを隠せないエルシャ。
「と、とにかく向かいます!刹那指示を!」
「アンジュ、ミランダ、ロザリー、ヒルダさん、カガリ、ピーリス、ルナ、俺で上部甲板の侵入者を!
食堂付近の侵入者はサリアさん、ココ、エルシャさん、ヴィヴィアン、クリス、ラクス、ミーア、ラウ、フェルトで対処する!」
「「「「「「「了解!」」」」」」」
「「「「「「イェス!」」」」」」
「「「………」」」
◇
「や、やめて下さい!」
侵入者の少女は追っ手にすっかり包囲されてしまっていた。
「わ、私はアンジュリーゼ様にお会いしにきただけなのです!」
少女は追っ手の魔の手をマナの障壁でなんとか防ぐ。
「アレは!・・マナの光!?・・」
アンジュはマナの光に驚く。
「も、モモカ!?」
「え・・もしかしてあ、アンジュリーゼ様?アンジュリーゼ様ぁー!」
アンジュには侵入者の正体が分かり追っ手達を引き下がらせた。
アンジュに気が付いたモモカは嬉しそうに思わず彼女に抱きついた。
「ちょ、ちょっと!?………」
この光景にその場にいた他の者は唖然とした顔をしていた。
数時間後、アルゼナル指令室
「モモカ・荻野目は……ええ!?……はい……はい……分かりました……」
「委員会はなんと?」
エマにジルは問う。
「はあ……」
「予想通りですか」
溜息をつくエマの表情を見てジルは察する。
「あの娘を国に戻せば最高機密であるドラゴンの存在が世界に知れ渡ってしまう恐れがあるからと……なんとかならないのですか?……彼女はただ此処に来ただけなのに……」
エマは自分の思いをジルに漏らす。
「ただ来ただけ……ねぇ……ま、ノーマである私には人の作ったル
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